サステナビリティの重要性がいわれる中、SAPは2009年にCO2排出量の目標を公言するなど、この分野に積極的に取り組んでいる。サステナビリティやエコが流行語になる前から、ドイツはゴミの分別やリサイクルなどの取り組みを積極的に進めていた。そんな土壌があってか、ドイツ企業のSAPにとってサステナビリティは当然ともいえる方向性だったようだ。 業務アプリケーションベンダでもあるSAPは同時に、サステナビリティソリューションの提供に責任や使命を感じている - SAPでサステナビリティを統括するDaniel Schmid氏(サステナビリティ担当副社長)は、顧客の長期的成功には「サステナビリティが不可欠」と断言する。Schmid氏に、社内での取り組みと製品面での取り組みを聞いた。 Daniel Schmid氏 --SAPにとってサステナビリティの位置づけは? サステナビリティは言うまでもなく重要です。わ