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  • 「変な家」「変な絵」で有名な雨穴のミステリー「謎解きモキュメンタリー動画」の感想まとめ。 - うさるの厨二病な読書日記

    変な家 作者:雨穴 飛鳥新社 Amazon 「変な家」で有名な雨穴のYouTube動画を何か見たので、感想のまとめ。 ★【奇妙なブログ】消えていくカナの日記(17:54) 見た中では一番面白かった。 内容はシンプルで雨穴の話にしてはオチに捻りないが、むしろそこが良かった。 他の話は自分の好みからすると趣向を凝らしすぎなのかなあと感じた。 ★とある一軒家で見つかった、不気味なビデオテープの真相 (49:00) 動画ではなくオモコロの記事で読んだ。 オチはツッコミどころが多いが、中盤までは安定の面白さだった。 ★【ミステリー】人形に録音された、子供の声の謎(49:58) これも面白かった。 オチが若干リアリティがないかなと思うが、全体的に見ると全然許容範囲。 子供の絵が小道具に使われているが、見ようによっては怖いということに気付いたところが凄い。 ★異形の牢獄 (10:32) だいたい想像通

    「変な家」「変な絵」で有名な雨穴のミステリー「謎解きモキュメンタリー動画」の感想まとめ。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 映画「容疑者Xの献身」を通算五回は観ている人間の、超個人的物語解釈&泣きポイント。 - うさるの厨二病な読書日記

    記事には映画「容疑者Xの献身」のネタバレがあります。ご注意下さい。 容疑者Xの献身 福山雅治 Amazon 映画「容疑者Xの献身」*1を見るのは、通算五回目くらいだ。 この話の個人的な解釈を以前noteに書いたが、今回観て少し考えが変わった部分もあるのでもう一度考えを整理して書きたい。 映画「容疑者Xの献身」は、石神の信仰と殉教の物語。 原作「容疑者Xの献身」は、湯川と石神という二人の天才の才能がぶつかり合う、湯川が主人公のミステリーである。 映画「容疑者Xの献身」は、同じ筋だが描いていることはまったく違う。映画は石神を主人公とした信仰と殉教の物語である。 石神がルサンチマンに陥らなかったのは、元々の性格もあるだろうが、靖子という神に出会い信仰に目覚め救われたからだ。 石神が靖子に抱いた、自分も他人も犠牲にしその犠牲を全て自分が被るような献身的な恋(信仰)は、深い絶望からしか生まれない

    映画「容疑者Xの献身」を通算五回は観ている人間の、超個人的物語解釈&泣きポイント。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【映画感想】芦田愛菜主演「星の子」 社会と教団に共通する構造を、新興宗教信者二世の少女の視点を通して暴く傑作 - うさるの厨二病な読書日記

    映画「星の子」のネタバレがあります。未視聴のかたはご注意下さい。 星の子 芦田愛菜 Amazon 現在、元首相殺害事件に関連して「宗教二世問題」が注目されている。 自分が見たところでは、「星の子」は「宗教二世問題」ではなく、*1それをモチーフにしてまったく別のことを描いている。 この話で最も重要なのは、ちひろ視点で見た時の伯父の言動の頓珍漢さ 「ひかりの星」の胡散臭さを的確に見抜き、ちひろの母親やちひろを懸命に信仰から引き離そうとする伯父一家が、ちひろの視点で見ると頓珍漢なことを言う話が通じない人たちに見える。 この話で最も重要な点は、ここではないか。 なぜ伯父一家が滑稽に見えるかと言うと、一点を除いてはちひろの両親と伯父一家は大きくは変わらないからだ。 ちひろの視点が揺れ動くため、両親は、ある時は「生ゴミのような臭いがしておかしなことを言っている」ように見え、ある時は家族の絆を感じさせ

    【映画感想】芦田愛菜主演「星の子」 社会と教団に共通する構造を、新興宗教信者二世の少女の視点を通して暴く傑作 - うさるの厨二病な読書日記
  • 「承久の乱」について。他の歴史解釈と「鎌倉殿の13人」のストーリーの違い。&第47回「ある朝敵、ある演説」の感想。 - うさるの厨二病な読書日記

    承久の乱「後鳥羽上皇」惨敗させた三浦義村の決断 | 歴史 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース 「吾鏡」における「承久の乱」が始まるまでの、主に三浦家の動きの解釈を書いた記事を読んだので、「鎌倉殿との13人」のストーリーと読み比べてみた。*1 *以下引用はすべて上記記事より。太字は引用者による。 義時が名指しされていることから、「後鳥羽上皇の目的は倒幕ではなく、義時を討つことだった」とする説もある。(略) 幕府の最高権力者である義時を征伐するということは、幕府を無力化することにほかならず、目的は「倒幕」以外のなにものでもない。これが「承久の乱」の始まりである。 「義時を討つ、ということは当然、鎌倉を倒幕するという含意がある」という解釈と「義時を名指ししていること」を字義通り受け取る解釈があるようだ。 この辺りは当時の風習や後鳥羽上皇の性格など周辺情報から、どちらが通説か

    「承久の乱」について。他の歴史解釈と「鎌倉殿の13人」のストーリーの違い。&第47回「ある朝敵、ある演説」の感想。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【創作ホラー】「『いないモノ』さま。」 - うさるの厨二病な読書日記

    祖母の家にいると、常に誰かに見られているような気がした。 「それはね、『いないモノ』さまだよ」 僕の疑問に、祖母は答える。 「『いないモノ』さまはね、どんな小さな隙間にでもいる。蟻が這いこむような小さな隙間でもね。雨戸の戸袋の中に目を向けたらね、こっちを見ていたよ。『いないモノ』さまは、いつも私らを見ているんだ。見るためにいるからね」 「『いないモノ』さまは、それぞれの家にいるの?」 僕の質問に、祖母は答える。 「『いないモノ』さまは、一人しかいない」 「一人? 一人じゃ村のことを全部は見られないよね?」 「そんなことはない」 祖母は笑った。 「見えるよ。村の隙間は、全部つながっているから。見なきゃいけないものがある時、『いないモノ』さまは必ずいる。隙間から見ている。必ず」 「『見なきゃいけないもの』が分かるの?」 僕が首を傾げると、祖母は大きく口を開いた。口の中は真っ暗だった。 「分かる

    【創作ホラー】「『いないモノ』さま。」 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【大河ドラマ「鎌倉殿の13人」】山本耕史が語る「三浦義村はどんな人物か」が面白すぎる。 - うさるの厨二病な読書日記

    昨日も滅茶苦茶面白かった。 ここまでアッと言う間だった。 あと二回かあ。もっと続いて欲しいと思ってしまう。 と思いながら、今朝、三浦義村を演じる山耕史のインタビューを読んだ。 「演じる役だから考える」ということとは別に、単純に「演じる俳優が自分の役を他人として見た時に、どういう人間と考えているのだろう」ということに凄く興味がある。 山耕史から見た義村像は、「そこが義村の面白さだよな」と何度も頷くものだった。 *以下引用は全て上記インタビューより。太字は引用者による。 義村は、自分の得になることのためなら何でもする人という感じがするんです。 だから、幼なじみである義時はもちろん嫌いじゃないし、無二の親友だとも感じてはいるのですけれど、彼のために自分を犠牲にするかといったら絶対にそんなことはしない。 そこが義村のドライなところというか、怒りを感じたとしても、それをどのようにぶつけるのかとい

    【大河ドラマ「鎌倉殿の13人」】山本耕史が語る「三浦義村はどんな人物か」が面白すぎる。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【漫画感想】BLに興味がない自分がドハマりした「エネアド(ENNEAD)」の、どこがそんなに面白いかを語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記

    今までBLはほとんど読んだことがなかったが、「エネアド(ENNEAD)」は無茶苦茶面白くハマっている。 個人的には「エネアド(ENNEAD)」はBLというジャンルを超えて、普遍的なことが描かれていると思う。 *ネタバレ注意。 「エネアド」は、「普通の男・セト」が抱く「自分とは何なのか」という存在不安を描いた物語。 「エネアド」の主人公・セトは、善良で家族思い、友人を大切にし、社会で責任を果たし、乱暴な言動をとることもあるが基的には優しいごく普通の男だ。 (引用元:「ENNEAD」5話 MOJITO) そんな「普通の男」であるセトが「社会の中で生きることによって封じられていた、自分という存在に対する不安」に否応なく対峙させられる。 良き夫、良き父親、良き社会人(エジプトの守り神)で「自分が何者であるか」という疑問をちらりとも考えたことがないセトを根底から揺さぶったのが、生命の神である兄オシ

    【漫画感想】BLに興味がない自分がドハマりした「エネアド(ENNEAD)」の、どこがそんなに面白いかを語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【映画感想】「すずめの戸締まり」に色々と疑問や不満を感じたので語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記

    すずめの戸締まり」を観てきた。 リアルで知人から「面白かったか?」と聞かれたら、「けっこう面白かった」と答えると思う。 これはこれで素直な感想だ。 ただリアルではたぶん話さない、クソ面倒臭い疑問や不満もあるので、聞いてもいいという人は良かったらお読みください。 ※前振り。 www.saiusaruzzz.com ※以下ネタバレ注意。 ミミズは歴史を貫いて、この地に流れ続けるものである。 自分は「すずめの戸締まり」は、その場所に住む人、生きてきた人の「集合的記憶」をどう扱うべきか、という話として観た。 人の記憶(歴史)というのは、その地で育ってその地そのものになる。 その記憶の集合体が方向性を誤ると、より巨大な災厄(という名前の力)になる。だからその記憶を正しく積み上げ、その地と共存していく。 自分も自然と歴史とその地に住まう人間の関係はこういうものだと思う。(この話を具体的な事例に落とし

    【映画感想】「すずめの戸締まり」に色々と疑問や不満を感じたので語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 「宇宙よりも遠い場所」のめぐっちゃんは凄い。 - うさるの厨二病な読書日記

    「宇宙よりも遠い場所」の中で、5話のめぐっちゃんの絶交のエピソードだけが浮いている。現実でも頻繁に起こるが、問題点が分かりづらく指摘しづらい難しさがあるからだ。 「相手を無力で無価値な状態において、その相手の面倒を見ることによって価値を搾取する」 「親がこういう親だった」という話をたまに聞く。自分の近くにもこういう人はいる。 「あなたが無力に見えるから助けたいのです」というのは人が望んでいないときは失礼なことだし、言っているほうも悪気はないのだろうけれど、自分はこういう無力さの押しつけは、一種の価値の搾取だと思っている。 過保護な親が「自分の価値を確かめるために、子供をことさら無力な存在として扱う」のと同じだ。 無力感というのはすごい毒性が強いから、安易に他人に味合わせていいものではない、と思う。 以前、【「オタサーの姫」論】 「姫」とは「無能なカリスマ」のことだ。の記事でこういうことを

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  • 【漫画感想】「44歳処女の末路」に自分がリアリティを感じない理由。 - うさるの厨二病な読書日記

    noteのほうで、自己肯定感の低下には罪悪感ルートと無価値感ルートがあるのでは、という自分の考えを書いた。(※あくまで個人的な考え) 罪悪感と無価値感にまつわる、人間関係で生じやすい問題について考えたこと。|うさる|note 話を簡単にまとめると、 罪悪感ルート 「自分は状況を何とかする力があるのだから、責任がある。状況を何とかできなければ存在はマイナスである」という感覚から生じやすい。 高じると「価値の搾取」という支配を行いやすい。こじらせると被害者としての自分を一切認められなくなり「俺は強い。俺は悪である」という猗窩座のような状態になる。 無価値感ルート 「自分は弱く、世界を変える力がない。人から選ばれなければ何も価値がない」という感覚から生じやすい。 高じると「罪悪感コントロール」という支配を行いやすい。こじらせると加害者としての自分を一切認められなくなり、「可愛そうな自分に、世界す

    【漫画感想】「44歳処女の末路」に自分がリアリティを感じない理由。 - うさるの厨二病な読書日記
  • ミャンマーの問題の原因は何なのか。「ビルマ 危機の本質」 - うさるの厨二病な読書日記

    www.saiusaruzzz.com ミャンマーの軍事クーデターについて上記の番組を見た時に、 なぜ軍がこれほど過酷に自国民を弾圧できるのか。 軍の内部でも何か疑問は出て来ないのか。 軍部のほうが選挙で選ばれた政治家よりも圧倒的に力が強いように見えるが、どうしてこんなパワーバランスになっているのか。 自分の中にこういう疑問があった。 その疑問については 「まがなりにも国家に所属する軍隊が、権力を握るためにクーデターを起こした」と考えていたが、そもそもミャンマー軍は政治からは……というより国家(国民)から完全に切り離された組織のようだ。 「国の軍隊」というより、「国の内部に存在する、国家とはまったく利害の方向性が違い外部とは隔絶した独立した集団」というほうが感覚としては近い。 「国(民)を守る」という意識は、建前としてさえ共有していない。 現代日で生きている感覚だと「軍」としてもかなり異

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  • 【漫画感想】「アスペル・カノジョ」を6巻まで読んだが、物語の構図に大きな疑問がわいて読めなくなった。 - うさるの厨二病な読書日記

    *最終巻まで読んで、色々と考えた最終的な感想。 www.saiusaruzzz.com *タイトル通り批判的な感想です。 アスペル・カノジョ(1) (コミックDAYSコミックス) 作者:萩創八,森田蓮次 講談社 Amazon 「アスペル・カノジョ」を6巻まで読んだ。 どうにもこうにも読むのが苦痛になったので、読むのを止めた。 その理由を自分の頭の整理がてら書きたい。 読むのを止めた理由は、「発達障害の描写」とは関係がない。むしろその点については、発達障害の一事例を知れたのでとても良かった。 横井や恵に自分と重なる点が多くあり、作内で二人も言っているが、「自分だけじゃなかったんだ」と思うことが何回かあった。 この話が「発達障害自体がテーマ」(つまり恵のほうが主人公)だったら、たぶん最後まで興味を持って読んだと思う。(実際、恵の症状を知る三巻くらいまでは読んでいて面白かった) 自分にはこの話

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  • 【映画感想】「竜とそばかすの姫」 細田守作品がなぜ面白く思えないのか。その理由を小一時間考えてみた。 - うさるの厨二病な読書日記

    ※この記事には「竜とそばかすの姫」のネタバレが含まれます。未視聴のかたはご注意下さい。 ※タイトル通り、否定的な内容です。 竜とそばかすの姫 中村佳穂 Amazon 細田守の作品は「バケモノの子」以外は全部観ているが、観るたびに一体、なぜ面白くないのだろう*1と考えてしまう。 「細田守の作品の面白くなさ」は説明しづらい。 あと数センチずれれば、面白くなるのに、なぜその数センチをずらすのか? どの作品を見ても「その数センチが絶対必要だと思ってずらしている」とは思えない。 逆だ。 「その数センチが絶対必要だからずらしている」のではなく、絶対に譲れないポイントをつなぐためには、他の部分はズレてもいい、という精神で作っているように見える。その適当さが積み重なって、全てがおかしく見えるのだ。 「竜とそばかすの姫」を題材にして、どこがどうズレていると感じるのか、その歪みが最終的にどこに行き着いているの

    【映画感想】「竜とそばかすの姫」 細田守作品がなぜ面白く思えないのか。その理由を小一時間考えてみた。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 【大河ドラマ「鎌倉殿の13人」キャラ語り】魔性の女・りくの魅力は「私のことを殺そうとしたでしょ?」という言葉にある。 - うさるの厨二病な読書日記

    ついに時政とりくが退場か。寂しいな。 特にりくは、こんなに面白い女性キャラをみたのは久し振りだと思うくらい魅力的なキャラだった。 りくという女性が、よく理解できなかった。 自分にとってのりくの面白さと魅力は、まったく理解できないところにある。理解するとっかかりすらない。 りくの言動は一貫性があるようでない。表層的には野心と上昇志向がモチベーションのように見えるが、当に「偉くなりたい」と思っているようにも見えない。 一体、りくは当は何を求めているのか。何がりくにとって重要なのか。 野心なのか、恐怖なのか、悲しさなのか、不安なのか、愛情なのか。 そのどれにも見えるし、どれにも見えなかった。 りくの言っていることややっていることは、馬鹿馬鹿しいとしか思えない。しかし、何故か愚かには見えない。 何もかもわかってやっているように見えるのだ。 息子を殺したのも平賀朝雅だと分かっていて、畠山を滅ぼせ

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  • 学生運動当事者「n=1」のうちのオカンのフェミニズム精神。 - うさるの厨二病な読書日記

    小説で「台風だしピザでも頼む?」と攻めが言い出した…倫理観の違いで読めなくなることあるよね「鬼畜攻めかよ」 - Togetter 先日、うちのオカンと話していたら*1 「あさま山荘」籠城―無期懲役囚・吉野雅邦ノート (祥伝社文庫) 作者:大泉 康雄 祥伝社 Amazon このの話になった。 あさま山荘の立てこもった犯人の一人・吉野雅邦の生い立ちや、山岳ベースのリンチ殺人で亡くなった金子みちよさんとの交際について、吉野の親友の大泉康雄さんが書いただ。 自分は連合赤軍関連のの中では、このが一番好きなので意気揚々と 「あのいいよね」 と言いかけた、まさにその瞬間のこと。 なんということでしょう。(ナレーション風) オカンが突然、(# ゚Д゚)こんな顔になった。 「読んだけど、吉野雅邦って金子さんのことを二回も中絶させているの? そんな人だと思わなかった。金子さんも金子さんだ。(←友達

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  • 学生運動の背景を知ることが出来る本の紹介をしながら、適当に雑談をしたい。 - うさるの厨二病な読書日記

    少し前にネットで学生運動の話をよく見かけたので、自分が今まで読んだり聞いたりした話と合わせて雑談したい。 この時代の学生運動周囲の話を見ていくと、そのセクトや大学によってだいぶ雰囲気が違う。(考え方が違うので当たり前だが) 例えば立花隆の「革マル対中核」を読むと、革共同から分裂したこの二党派の大きな違いは、労働運動へのスタンス、どれくらい力を入れていたかのようだ。 革マル派の主目標は、なによりも革命をになうことができるプロレタリアートの前衛党の組織作りにある。学生運動については、それ独自の革命的の機能は認めず、『プロレタリアートによる学生の獲得』がスローガンである。(略) いってみれば、革マル派の組織の隊は、あくまで労働者の組織であって、学生組織はそれに従属するものでしかない。(略) すでに有名な勤労、国労に始まって、全連、自治労、教労といったところで、革マル派の組織は大きな根を張ってい

    学生運動の背景を知ることが出来る本の紹介をしながら、適当に雑談をしたい。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 鈴木エイトが、旧統一教会の問題の要点、政治家とのつながりがどう生まれたのかを語った「9月2日大竹メインディッシュ 」が面白かった。 - うさるの厨二病な読書日記

    podcastqr.joqr.co.jp 大竹まことと金曜日担当の青木理が鈴木エイトをゲストに招いて、旧統一教会問題について話を聞いている。 「問題がある団体の政治への影響への批判」と単純に訴えるだけではなく、「なぜ、そういうつながりが出来たのか?」という流れを分析している。 かなり興味深かったし、思ったよりずっと面白かった。 三十分足らずの短い放送で上記に張ったリンクからすぐに視聴できるので、興味がある人は直接聞いてもらったほうがいいと思う。 以下は自分が興味を惹かれた部分のメモと感想。 引用はすべて放送から。特に注意書きがない場合は、鈴木エイトの発言。 最初は鈴木エイトが旧統一教会に関わった経緯を語っている。 特に知人や友人、家族が教会と関係していたというわけではなく、偽装勧誘などを見かけて止めているうちに興味を持ったらしい。 友達をカルト宗教から救いだそうとして…心優しい早大生が「坂

    鈴木エイトが、旧統一教会の問題の要点、政治家とのつながりがどう生まれたのかを語った「9月2日大竹メインディッシュ 」が面白かった。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 「エルデンリング」を165時間かけてクリアしたので、好きなキャラ・好きな武器・お世話になった遺灰・好きなテキストなど色々なベスト5を振り返りがてら語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記

    165時間かけてようやくクリアした。 マレニアで心が折れたので、とりあえず一回クリアしようと思いクリアした。 エンディングはラニエンドこと「星の世紀」だった。フィアエンドも見ようと思ったが、セーブのしかたを失敗した。クソ。 二周目もやる予定だが、せっかくなので振り返りがてら色々な分野の個人的なベスト5を語りたい。 「エルデンリング」のストーリーは、元々はそうとうえげつない現実に「神話」を被せているのではないかと推測している。 【「エルデンリング」ストーリー雑談】考えれば考えるほど、悪意に満ち満ちていてたまらん。|うさる|note *ネタバレあります。 ELDEN RING Windows版|オンラインコード版 フロムソフトウェア Amazon 何回もコントローラーを投げそうになったが、それも含めていい思い出。 好きなキャラベスト5 *以前、noteで書いたが変動したのでやり直した。 五位 

    「エルデンリング」を165時間かけてクリアしたので、好きなキャラ・好きな武器・お世話になった遺灰・好きなテキストなど色々なベスト5を振り返りがてら語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」感想 「事実」や「現実」に迫るために必要なのは、「解釈しないこと」に耐えることではないか。 - うさるの厨二病な読書日記

    *批判的な内容です。 デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 (集英社学芸単行) 作者:河野啓 集英社 Amazon 「事実に迫る」うえで必要な要件。 自分が考える「事実に迫るノンフィクション」に必要なことは、第三者が検証が可能なこと、それが難しいのであれば検証可能なように常に配慮することだ。 人は同じ出来事を体験してさえ、物の見方、覚えていること、認識のしかたは千差万別だ。 だから「事実を知りたい」と思うときは、「こうだろう」という先入観は排して、自分自身や検証する他人の思考を誘導しないように、まず事実のみを組み立てる。 「一般的に考えればこうだろう」と思うことでも、調べたりデータを取ったりして、客観的に共有できる事実を積み上げていく。 そこで初めて物事の認識のしかたがまったく違う多勢の他者が、その事象がどういうものだったかを同じ目線で検証することが可能になり、多角的な視点で事象や人物

    「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」感想 「事実」や「現実」に迫るために必要なのは、「解釈しないこと」に耐えることではないか。 - うさるの厨二病な読書日記
  • 「この本を立ち読みしたことで、オウムを脱会できた」というレビューが、滅茶苦茶興味深かった。 - うさるの厨二病な読書日記

    Amazonで 狂信―ブランチ・ダビディアンの悲劇 人はなぜ“メシア”を求めるのか 作者:ティム マディガン 徳間書店 Amazon というを見つけた。 1934年にプロテスタント系の異端セクトとして誕生した宗教団体「ブランチ・ダビディアン」の話だ。 「ブランチ・ダビディアン」は1993年2月に「ウェーコ包囲」と呼ばれる包囲捜索を受け、子供を含む多数の犠牲者を出したことで有名らしい。 ブランチ・ダビディアン - Wikipedia ウェーコ包囲 - Wikipedia wikiの記事を読んでみたが、知らないことばかりでこんな事件があったのかと驚いた。三十年も前のことだから事件当時のことを知らないのはわかるが、その後も事件のことについて見聞きした記憶がない。 事件そのものと「人はなぜ『メシア』を求めるのか」*1という副タイトルに心惹かれ、購入しようと思った。 が……9800円……orz。

    「この本を立ち読みしたことで、オウムを脱会できた」というレビューが、滅茶苦茶興味深かった。 - うさるの厨二病な読書日記