第5回では、AsakusaのDSLで記述したサンプルプログラムを紹介する。プログラムの内容は、受注データを商品マスターを使ってチェックし、問題がなければ注文ごとに集計するというシンプルなものだ。 このサンプルプログラムは、オープンソースソフトウエア(OSS)の一部として配布している。OSSの配布を昨日開始したので、実物を試しながら読んでもらえれば理解が深まるだろう(URLはこちら)。 Asakusaには3種類のDSLがある。3層からなるマルチティアのDSLで、三つを総称してAsakusa DSLと呼ぶ。まず、それらをおさらいしよう。 (1)Batch DSL Batch DSLは、業務部門のユーザーから見たときの、いわゆる「バッチ」という単位を構成する最上位のDSLである。下位のFlow DSLで作成するジョブフローをつなぎ合わせて、一連のバッチ処理にすることが目的である。 バッチは、ユー
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