http://d.hatena.ne.jp/nishiohirokazu/20111015/1318638033 ブクマコメントを書いたけども、それだけではなんなので、関連しそうな所から引用をば。 自分自身、形式論理の勉強が不充分で、踏み込んだ解説は出来ないので、よしなに。自分の勉強の意味でもまとめておく、みたいな感じで。 まず、魚津郁夫『現代アメリカ思想』の5章、”パースの「アブダクション」と可謬主義”よりいくつか引用(P80-)。 パースが,もっとも初期に書いた論文「4つの能力が欠けていること……」で私たちのあらゆる心のはたらきは推論作用であるゆえ,心のはたらきを妥当な推論形式に還元しなければならないと主張して,ディダクション・インダクション・ハイポセシスという3つの推論形式を提示したことは前章で述べた。 ハイポセシスは,後に(1890年代後半)「リトロダクション(retroducti