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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (13)

  • ギザの大ピラミッド、4500年前の「建造日誌」が残っていた

    紅海のエジプト沿岸に、ワディ・エル・ジャラフという4000年以上前の古代遺跡がある。遠く海の向こうにシナイ半島を望むこの遺跡で2013年、歴史的発見がなされた。石灰岩で作られた坑道のなかで、世界最古のパピルス文書が30巻見つかったのだ。 古さもさることながら、注目すべきは書かれている内容だ。この「紅海文書」と呼ばれるものは、その昔にぎやかな港として栄えたワディ・エル・ジャラフについて明らかにしているだけでなく、クフ王の大ピラミッド建造に直接関わっていたメレルという人物の日誌も含んでいた。(参考記事:「“永遠”のギザの三大ピラミッドはどう建てた? 謎の空間も発見」) ワディ・エル・ジャラフの遺跡が最初に発見されたのは1823年。発見者の英国人旅行家で古物収集家のジョン・ガードナー・ウィルキンソンは、これをギリシャ・ローマ時代のネクロポリス(共同墓地)だと考えた。その後1950年代に、考古学好

    ギザの大ピラミッド、4500年前の「建造日誌」が残っていた
    sakahashi
    sakahashi 2024/06/03
    経営学や労務管理の歴史的資料としても興味ある
  • 221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来

    セミのなかには、毎年姿を現すものもあれば、一定の周期でしか姿を現さない「周期ゼミ」もいる。2024年の春は、米国の南東部から中西部で、周期ゼミの2つの大きな集団が同時発生する見込みだ。(PHOTOGRAPH BY REBECCA HALE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2024年の4月下旬から6月にかけて、米国の南東部から中西部で、200年の時を超えて大自然の交響曲が奏でられる。周期ゼミの2つの集団が221年ぶりに同時に姿を現しはじめるのだ。「今年はとても重要な年になるでしょう。神秘的で驚くべき出来事です」と、「虫博士」として知られる米ミズーリ大学のタマラ・リオール氏は言う。(参考記事:「17年ゼミの大発生始まる、動物たちの反応は?」) 221年ぶりなのは、2つの集団の周期がそれぞれ13年と17年だから。前回同時に姿を現したのは1803年のこと。米国大統領はトーマス

    221年ぶりに周期ゼミの2集団が同時に大量発生、江戸時代以来
    sakahashi
    sakahashi 2024/03/19
    “221年ぶりなのは、2つの集団の周期がそれぞれ13年と17年だから”素数と素数をかけたものを半素数(セミプライムナンバー:semiprime number)というそうな。蝉プライム。
  • そもそもなぜ1日8時間、週5日、週40時間労働が標準的なのか

    ステークホルダー資主義 世界経済フォーラムが説く、80億人の希望の未来 「この資主義は、社会/企業/国家に関わる、すべての人のもの」 社会と地球を持続可能にする、グローバル経済システムの指南書! 定価:2,640円(税込) amazon 楽天ブックス

    そもそもなぜ1日8時間、週5日、週40時間労働が標準的なのか
    sakahashi
    sakahashi 2023/03/29
    “不動産王のジェームズ・キャリー・マーシャンは主張した。「世の立派な男たちが自ら決めたタスクを達成するには、日々は短すぎる」”ここのタスクはtaskだとすると興味深い。まだjobではない工場労働者視点。
  • そもそもなぜ1日8時間、週5日、週40時間労働が標準的なのか

    1927年頃、米デトロイトのフォード・モーター社の工場内で、自動車のボディの組立ラインで働く男性たち。実業家ヘンリー・フォードは、現代では当たり前になっている週5日勤務制の普及に貢献した。(PHOTOGRAPH BY POPPERFOTO, GETTY IMAGES) 週の最大労働時間を現在の40時間から32時間とする法案が、米国の議会に再提出されたのは3月上旬のこと。週4日勤務制を採用するべきかどうかは、何年もの間、米国の人々の強い関心の的となってきた。 だが、そもそもなぜ週40時間働くことを求められているのだろうか。土曜日と日曜日が聖なる休日とされている理由はなんだろうか。こうした概念が職場の常識となった経緯を紹介しよう。 なぜ週5日働くのか 何世紀もの間、米国の雇用主は週ごとの休みを設けることなく、労働者を長時間働かせていた。しかし19世紀初頭、多くの雇用主が日曜日を休みとすることを

    そもそもなぜ1日8時間、週5日、週40時間労働が標準的なのか
    sakahashi
    sakahashi 2023/03/29
    一日6時間とか週四日を夢のように語っているが、ドイツなんかだと導入済みでは。産業別労組が強い。
  • オスの「子殺し」を封じる母ライオンの奇策、研究

    インドのギル森林国立公園で2頭の子どもと一緒にくつろぐインドライオンの母親。(PHOTOGRAPH BY URI GOLMAN, NATURE PICTURE LIBRARY) ライオンのオスは、自分が乗っ取った群れに子どもがいた場合、その子を殺すことがある。しかし、インドに暮らすライオンの母たちには「子殺し」を防ぐ奇策があるらしいことが、研究で判明した。 FLG10と名付けられたメスのライオンは、インドのグジャラート州にあるギル国立公園で子どもたちを育てている。ここは絶滅の危機に瀕しているインドライオンの最後の砦とも言える場所だ。(参考記事:「動物大図鑑 インドライオン」) 性的に成熟すると、FLG10は自分の縄張りに最もよくやってくるグループのオスと交尾した。これはほかの若いメスたちと同じだ。ところがその後の2015年ごろ、FLG10はこれまでライオンで観察されることのなかった行動を取

    オスの「子殺し」を封じる母ライオンの奇策、研究
    sakahashi
    sakahashi 2021/01/05
    “「メスは複数のオスと交尾して父親をわからなくすることで、全員に自分の子だと思わせるのです」”ライオン戦略。何かに使えるかな。
  • 町全体がまるで博物館、崩落を続けるイタリアの「死にゆく町」チビタ

    ローマから車で北へ120キロほど走ると、ドライバーはチビタ・ディ・バーニョレージョが近いことを道路標識で知る。別名「死にゆく町」だ。崩落を続ける台地の上に集落があり、4000年近く前に人が初めて住み着いて以来、地滑り、地震、浸に悩まされてきた。近年のチビタは、およそ縦90メートル、横150メートルまで小さくなった。 現地の地質学者ルカ・コスタンティーニ氏によると、中世は、町がある台地は今の3倍の広さがあり、3000人余りが暮らしていた。しかし、チビタを囲む谷を流れる川は、時間をかけて町をすっかり崩壊させたのだ。さらに、1695年の地震で壊滅的な被害が出ると、住民の多くがここを離れた。以来、チビタの人口は回復していない。1920年代には600人が住んでいたが、今ではわずか7人が暮らすのみだ。チビタが今後も維持できるかどうかは見通せない。 (参考記事:「【動画】廃墟となった山上の集落、イタリ

    町全体がまるで博物館、崩落を続けるイタリアの「死にゆく町」チビタ
    sakahashi
    sakahashi 2020/09/21
    死にゆくチビタ
  • 2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種を発見、レア

    新たに発見された先史時代の爬虫類、ディナモスクス・コリセンシス(Dynamosuchus collisensis)。2億3000万年前の三畳紀に生息していた。その背中は2列の皮骨で守られていた。(ILLUSTRATION BY MÁRCIO L. CASTRO) ブラジル南部の山の麓で、発掘された岩塊を調べていた古生物学者のロドリゴ・ミュラー氏は、珍しい骨を見つけた。爬虫類や両生類のうろこの下層に形成される板状の骨、皮骨だ。 「驚きました。ブラジルでは、これまで一度も見つかっていなかったからです」と同国サンタ・マリア連邦大学に所属するミュラー氏は話す。思いがけない発見があった発掘現場は、最古級の恐竜が闊歩していた場所としても知られる。(参考記事:「最古級の肉恐竜を発見、完全に近い姿、ブラジル」) 氏は慎重にブラシで土を払い落とすと、無傷の頭骨や他のいくつかの骨の化石が姿を現した。これらの

    2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種を発見、レア
    sakahashi
    sakahashi 2020/02/09
    偽ワニ
  • 第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか

    覚せい剤をはじめ、違法な薬物の事件報道が時おり世間を騒がせる一方で、薬物依存症は治療が必要な病気でもある。それはギャンブル依存症などでも変わらない。では、依存症はどんな病気で、どんな人がなりやすく、どうやって治すのだろうか。日における薬物依存症の治療と研究のパイオニアである松俊彦先生の研究室に行ってみた!(文=川端裕人、写真=内海裕之)

    第6回 なぜ薬物使用疑惑をスクープにしてはいけないのか
    sakahashi
    sakahashi 2019/03/13
    注射器と白い粉の資料映像“「覚せい剤? 資料映像もってこい!」的にすぐに使えるものとして準備されていた。 それが、治療中の患者の再使用スイッチを押してしまう!”
  • 第3回 ロケ先で楽しむ昆虫採集

    ──俳優業のかたわら、昆虫とのつきあいはどうやって続けてこられたのでしょうか。 俳優になってからは忙しくて、虫とはけっこう疎遠になっていましたね。でも、せめて毎年カマキリを一匹は見たいな、という思いがあり、それを果たすことで細々と満足していました。 昆虫愛が格的に再燃したのは、今から10年ほど前のこと。当時、撮影していた映画のロケ地が、福島との県境に近い茨城県の山奥でして、季節は真夏だったので、現地はもう虫だらけ。 ──さぞかし、虫好きの血が騒いだんじゃないですか。 はい。ロケ地の渓流沿いにオニヤンマが飛び交っていたので、スタッフが現地で調達してくれた捕虫網を借りて、撮影の合間にずっとネットを振り回していました。 夜は、高さ20メートルくらいの場所に足場を組んで、そこから夜通し照明をあてて撮影していたんですが、そのライトめがけて、カブトムシやクワガタがたくさん集まってくるんですよ。 そこ

    第3回 ロケ先で楽しむ昆虫採集
  • 漁網に捕まる海鳥、緑色LEDで85%減、研究

    海鳥は漁網の影響を受けやすい。漁網に緑色のライトを付けると、ウが近寄りにくくなるという新たな研究結果が発表された。(PHOTOGRAPH BY PIERRE GLEIZES, REA/REDUX) 緑色のライトは、海の動物たちの希望の光になるかもしれない。新たな研究によって、漁網の一種である「刺し網」に緑色のLEDライトを取りつけると、海鳥であるウが誤って網にかかってしまう数が85%少なくなることがわかった。(参考記事:「海鳥の危機、過去60年で70%も減っていた」) この手法は、もともとウミガメを救うために開発された。緑色が選ばれた理由は、この波長の光はウミガメには見えるが、魚には見えないとされているため。つまり、緑色の光を使えば、漁獲量を減らすことなく、ウミガメを追い払えるというわけだ。 ウミガメの仲間はすべての種で絶滅が危ぶまれていて、漁業による混獲は重大な脅威となっている。同じグル

    漁網に捕まる海鳥、緑色LEDで85%減、研究
  • 昆虫採集兵器ノムラホイホイ(野村周平/甲虫研究者) | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    「ノムラホイホイ」というふざけた名前のツールをご存じだろうか? 何のためのツールかというと、昆虫採集のためのトラップ(わな)である。不肖野村が、今を去ること20年以上前に福岡で発案し、さんざん使い倒して虫を採りまくった末に、今でも毎年使っているという代物である。 「ノムラホイホイ」という名前は、しばしば開発した野村人が功名心に駆られて命名したと誤解されがちであるがそうではない。当初この道具には、あまりはっきりとした名前がなかった。それで、初期の開発にかかわった、開発者の虫採りの師匠である野田亮氏(現福岡県森林林業技術センター)が命名した。このことはすでに、当時の昆虫雑誌「ルカヌスワールド」(No. 7, pp. 5-9)に発表されている。 ノムラホイホイがそもそも、どのようにして創意されたのか記しておきたい。1994年当時、開発者野村は九州大学農学部昆虫学教室の助手で、新たな大学キャンパ

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    sakahashi
    sakahashi 2018/06/05
    ノムラは何も悪くない
  • 木の根っこでつくられた「生きている橋」 インドの「神の庭」 写真19点

    インド北東部、メガラヤ州。「雲の住みか」という意味の名前を持つこの州では、モンスーンの季節になると、エメラルド色の谷や深い渓谷を雨水が勢いよく流れる。アッサム地方とバングラデシュに挟まれたこの高原は、地球でも有数の多雨地帯。その一帯に住むカシ族は、森に深く根ざした生活を営む。 近代的な建築資材が利用できるようになるずっと前から、カシ族は荒れ狂う川を超えて点在する村々をつなぐ巧みな方法を生み出していた。インドゴムノキの根を用いた「生きている橋」だ。(参考記事:「世界で最も素晴らしい橋12選」) 確かな支えとなるように、木は両岸に植えられる。そして、15年から30年ほどをかけて、竹製の仮の足場に沿ってその根を這わせ、橋をかける。やがて湿度と歩行により土が踏み固められ、根は絡まり合って太く、強くなる。完成した橋は、川や谷の5メートルから75メートル上にかかり、かなりの重さにも耐えられる。一度に最

    木の根っこでつくられた「生きている橋」 インドの「神の庭」 写真19点
    sakahashi
    sakahashi 2018/03/15
  • 15歳少年のマヤ遺跡「発見」は間違いと専門家

    カナダ人の少年が、星座の位置を利用してマヤ文明の失われた都市の位置を推定し、グーグルアースの画像(左)と衛星画像(右)に遺跡のような構造物が写っていることを確認した。研究者たちは、それがマヤ文明の建造物なのか、放棄されたトウモロコシ畑なのかを議論している。(SATELLITE IMAGE COURTESY OF CANADIAN SPACE AGENCY) カナダ人の少年が、中米のジャングルに足を踏み入れることなくマヤ文明の失われた都市を発見したという報道は、世界中の人々を驚嘆させた。 しかし、残念ながらこの「発見」は、悪気はないが正しくもない空想の産物であったようだ。背景にあるのは、現代の西洋人が受ける教育と古代文明とでは、世界を見る方法がまったく違うことだ。(参考記事:「謎の古代文明の遺跡を中米で複数発見、マヤとは別」) マヤ都市の並びと星図が「一致」 もとの報道はこうだ。 15歳のウ

    15歳少年のマヤ遺跡「発見」は間違いと専門家
    sakahashi
    sakahashi 2016/05/13
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