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ブックマーク / blog.livedoor.jp/yamasitayu (2)

  • 賀茂道子『GHQは日本人の戦争観を変えたか』(光文社新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    7月13 賀茂道子『GHQは日人の戦争観を変えたか』(光文社新書) 7点 カテゴリ:歴史・宗教7点 副題は「「ウォー・ギルト」をめぐる攻防」。GHQが終戦直後に行ったとされる「ウォー・ギルト・プログラム」を扱ったになります。 この「ウォー・ギルト・プログラム」については評論家の江藤淳がとり上げたことで世に知られました。江藤は戦後民主主義の「自由」な言論空間が実はGHQによる検閲と洗脳によってつくられたということを『閉ざされた言語空間』で主張しました。 ただし、江藤は評論家ですし、たまたま目にした資料からこの政策について論じており、その実態はどうだったのか? どの程度の影響力があったのか? といった疑問は残ります。  書は、アメリカが日人のどんな戦争観を問題視し、どのようにアプローチしようとしたかを分析し、「ウォー・ギルト・プログラム」の実態を明らかにしようとしています。 江藤の主張

    sakaiday
    sakaiday 2022/07/14
  • 小島庸平『サラ金の歴史』(中公新書) 9点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    4月14 小島庸平『サラ金の歴史』(中公新書) 9点 カテゴリ:歴史・宗教9点 アコムのラララむじんくん、アイフルのチワワのくぅ~ちゃん、武富士ダンサーズ。一定以上の年齢の人であればテレビCMがサラ金(消費者金融)のCMによって埋め尽くされていた光景を覚えていることと思います。 しかし、このサラ金の隆盛は2006年に制定され10年から完全施行された貸金業法改正によって終わりを迎えます。 サラ金を扱った新書というと、日弁連の会長も務め都知事選にも出馬した宇都宮健児がその問題を告発した『消費者金融』(岩波新書、2002年)という優れたがありました。しかし、書はそうした告発のためのではなく、あくまでもサラ金を歴史の対象として扱い、「なぜ拡大できたのか?」「どのような人が利用したのか?」「なぜ厳しく規制されるに至ったのか?」ということを読み解いています。 このサラ金の歴史からは、サラ金業者の

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    sakaiday 2021/04/15
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