タグ

ブックマーク / realsound.jp (3)

  • 現代史家・大木毅に訊く、戦争の記憶を辿る意義 「今日にあって明日を考えるためには、昨日を知っておく必要がある」

    の翻訳文化は、かつて豊かな土壌を誇っていた。世界の古典はもちろん、最新の文学作品、ノンフィクションや研究書がほぼオンタイムで翻訳され、普通の書店で入手できる……。昭和30年代から50年代ごろにかけては、それが当たり前だった。が、時代が降るとともに翻訳書籍の出版点数は減少し、現在では絶版となった過去の翻訳書籍を読むことすら難しくなっている。 ルイ・アレン『日軍が銃をおいた日』(早川書房) そんな状況に一石を投じようと、早川書房が戦争を題材としたノンフィクションの名作を収録した叢書を刊行する。8月から刊行される「人間と戦争」シリーズだ。監修に『独ソ戦』など第二次世界大戦を題材とした著書で知られる大木毅氏を迎え、現在入手困難となっている戦争をテーマとしたノンフィクションのなかから今日なお読む価値のある作品を選定、専門家による訳文・訳語の再検討を行い、詳細な訳註や解説を付して、現代の読者に提

    現代史家・大木毅に訊く、戦争の記憶を辿る意義 「今日にあって明日を考えるためには、昨日を知っておく必要がある」
  • セクハラ、人種差別、宗教観……デリケートなテーマに切り込む『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の魅力

    シリーズ第1作『宝石商リチャード氏の謎鑑定』 美貌のイギリス人宝石商リチャードと、正義感の強い大学生中田正義がコンビを組み、宝石にまつわる人の心の謎を解きほぐす。2015年から刊行中の『宝石商リチャード氏の謎鑑定』(辻村七子著、集英社オレンジ文庫)は、女性読者を中心に熱い支持を集め、2020年のアニメ化をきっかけにさらなるブレイクを果たした大人気シリーズだ。 6月19日発売の第10巻『久遠の琥珀』をもって第2部は完結し、物語は区切りを迎えた。銀座の宝石店「エトランジェ」を舞台に、オムニバス形式の短編でジュエル・ミステリーを展開した第1部。それに対して第2部は長編小説へと形式を変え、物語も日を離れてグローバルに展開するなど、第1部とは異なる作風で執筆された。ここでは『宝石商リチャード氏の謎鑑定』を取り上げ、それぞれ異なる魅力をもつ第1部と第2部を振り返りながら、シリーズの次なる展開に期待を

    セクハラ、人種差別、宗教観……デリケートなテーマに切り込む『宝石商リチャード氏の謎鑑定』の魅力
    sakaiday
    sakaiday 2020/07/04
  • ドイツ軍の“伝説”は歪曲して語り継がれているーー軍事史研究者・大木毅が語る、巨大な空白を埋める意義

    ドイツ国防軍で最も有名な将軍と呼ばれたエルヴィン・ロンメル。その英雄像から生まれた数々の俗説を打破し、読者に新鮮な驚きを与えた『「砂漠の狐」ロンメル』(角川新書)。また、歴史に埋もれた戦場、いや地獄を我々の前によみがえらせ、「新書大賞2020」の大賞を受賞した『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)。新書市場の話題を席捲している大木毅氏が、新刊『戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男』(角川新書)を上梓した。 第二次世界大戦下、ドイツ装甲集団を率いた将軍にして、「電撃戦」の生みの親とされ、連合軍からも名将とされたグデーリアン。書は、“伝説”となった戦車将軍の作られた仮面をはぎ、虚実を明らかにした一冊となっている。ロンメルと同様に、グデーリアンの研究もまた日では遅れ、とうに否定されている“伝説”が未だに独り歩きしているというのだ。なぜ、日ではかくも歴史が歪曲して語り継がれるのか? 

    ドイツ軍の“伝説”は歪曲して語り継がれているーー軍事史研究者・大木毅が語る、巨大な空白を埋める意義
    sakaiday
    sakaiday 2020/04/12
  • 1