<ドナルド・トランプを筆頭に、世界で右派のポピュリスト政治家が台頭している背景には、自由主義経済と格差拡大に置き去りにされ、自分の人生の決定権さえ奪われた人々がいる。つまり、経済面の民主主義を奪われた人々だ。筆者はOECD中の32カ国の雇用環境や社会保障など労働者の自己決定権がどこまで保障されているかを「経済民主主義指数」として数値化した> 昨年、世界はブレグジットやドナルド・トランプに翻弄され、コスモポリタンな社会やグローバル化の実現が一気に後退した。今年大きな脅威になりそうなのが、オランダのヘルト・ウィルダースやフランスのマリーヌ・ルペンに代表される右派のポピュリストたちの台頭だ。すでに不寛容や外国人排斥(ゼノフォビア)、経済の保護主義が育ちつつある。 世の中には、「労働時間の定めがない」雇用契約が氾濫している。米タクシー配車サービスのウーバーやイギリスの出前サービスDeliveroo
ビットコインは“紙幣”か、“ゴールド”かーー。アジア最大級のスタートアップ向けのカンファレンス「Tech in Asia TOKYO2017」で、「いつでも、どこでも:AnyPayが変える日本のFinTech」が行われました。AnyPayを経営する一方で、エンジェル投資家としてさまざまなFinTechベンチャーへの出資も行う木村氏。そんな木村氏から、日本のFinTechはどのように見えているのでしょうか。 エンジェル投資家で経営者でもある“木村新司”の内訳 古川健介氏(以下、古川):こんにちは。よろしくお願いします。 木村新司氏(以下、木村):よろしくお願いします。 古川:AnyPayの木村さんにいろいろ聞きたいなと思っているんですが、せっかくなのでAnyPayの話だけではなくて、そもそも木村さんが金融やFinTech、貨幣など、お金についてどう考えているのかみたいなところを聞ければなと思
―― 田坂さんの著書『忘れられた叡智』は、資本主義をテーマに、詩的寓話の形式で描かれています。なぜ詩的寓話の形式で執筆しようとお考えになったのですか。 田坂 詩的寓話という形式は、親しみやすく、多くの人々に読んで頂ける。そして、この形式は、すべてを語らないため、「資本主義はどう変わるべきか」というテーマを、読者自身が、目に見えないものを想像しながら深く考えることができる。そう考えたからです。そして、この本のテーマは、まさに「目に見えない資本主義」です。例えば、智恵子と賢治は聖人のもとを訪れ、尋ねます。「成熟した資本主義とは、どのような資本主義なのでしょうか」。聖人は二人を見つめ、答えます。「その答えを知りたければ、成熟した精神とは何かを問うべきだね」と。二人が戸惑うのと同時に、読者も一緒に「精神の成熟とは何だろう」と考える。 私は、これまでの著作においては、ページの左端に問いかけの言葉
米マイアミで、当時起きていた住宅市場の危機など感じさせないかのような建設作業の風景(2008年1月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/JUAN CASTRO OLIVERA 【11月15日 AFP】2007年に起きた世界金融危機以降の10年間で世界の富は27%増大したが、貧富の格差はいっそう広がったとする報告が14日、発表された。 スイス金融大手クレディ・スイス(Credit Suisse)の調査部門が毎年発行している、世界の富に関する包括的な調査報告「グローバル・ウェルス・レポート(Global Wealth Report)」によると、特に昨年半ばから今年半ばの1年間における世界の富の成長ペースは過去5年間で最も速く、6.4%増となっている。広範な株式市場の好況に加え、不動産のような非金融資産で保有される富が金融危機発生直前の水準を初めて超えたことなどが要因となっているという。 富の増大
榊正宗@BlenderQuiz @megamarsun モノを生産するというのはすばらしい事ですが、実はモノを生産すると、マイナス状態が発生します。制作費が絶対にかかるからです。作ったものが、人に届いてはじめて、価値が生まれます。それは広い視野でみれば、人類の発展につながるのです。世界中の人が人に届けない生産をしたら人類は滅亡します。 榊正宗@BlenderQuiz @megamarsun なんのためにモノを作るのかと迷ったら、それはたとえ趣味であっても、誰かに届けるためだと考えましょう。自分だけで消費するとやや赤字になります。制作したものは、一人より二人、もっと沢山の人に届ける事で制作費以上の価値を生みます。逆に届けなければ、そこにはマイナスの思念が渦巻くのです。
(2014年11月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 主要な高所得国――米国、ユーロ圏、日本および英国――は「慢性的需要欠乏症候群」に苦しんでいる。より正確に言うならば、これらの国々は、民間部門がお金を使わないために超緩和的な金融政策か多額の財政赤字、あるいはその両方の刺激策がなければ国内総生産(GDP)を潜在GDPに近づけられないという状況にある。 日本は1990年代前半から需要欠乏症候群を患っており、ほかの国々も遅くとも2008年にはこの病にかかっている。では、どのような対策を講じればよいのか。その答えを探るには、これがどんな病気なのかをまず把握しなければならない。 危機は金融システムの心停止、医師の仕事は患者を死なせないこと 例えて言うなら、危機は金融システムの心停止であり、経済に破壊的な打撃を及ぼす恐れを秘めている。経済の医師の任務は患者を生存させること。すなわち、金融システ
「わたしたち電力」は、これまで“他人ごと”だった「再生可能エネルギー」を、みんなの“じぶんごと”にするプロジェクトです。エネルギーを減らしたりつくったりすることで生まれる幸せが広がって、「再生可能エネルギー」がみんなの“文化”になることを目指しています。 こんにちは、greenz.jpライターの高馬卓史です。 「わたしたち電力」では、藤野電力が講師となり「ミニ太陽光発電システムをつくるワークショップ」を開催していますが、DIY発電を広げようというムーブメントは、エネルギー単体ではなく、“暮らし”を地域のみんなと一緒につくっていくことなのではと感じています。 地域のみんなと暮らしを一緒につくっている神奈川県の旧藤野町(現相模原市緑区)では、多くの人が地域通貨「よろづ屋」を利用して、例えば子ども用品が捨てられることなく次の人の手に渡っていたり、最終バスに乗り損ねてしまった人が送迎してもらうなど
国際非政府組織(NGO)オックスファムは20日、世界で貧富の差が拡大し、最富裕層85人の資産総額が下層の35億人分(世界人口の半分)に相当するほど悪化したとの報告書を発表、22日からの世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)を前に、累進課税などの対策に取り組むよう政財界の指導者らに呼び掛けた。 報告書は、人口の1%を占める最富裕層が世界の富の半分を握っていると分析。データを得た26カ国のうち日本を含む24カ国で、全国民の収入に占める上位1%の最富裕層の割合が約30年前に比べて増加したと指摘した。 リーマン・ショックに見舞われた米国では、下層の90%は経済的に苦しくなったが、上位1%の最富裕層は危機後の2009~12年の成長による利益の95%をかき集めたという。(共同)
ここのところ重度のFPGA中二病にかかってしまい、冬休み中もDE0ざんまいな日々。気になっていた金融のHFT(high frequency trading:大手投資銀行等がμ秒単位の超高速で株式等を売り買いしてる恐ろしい市場)におけるFPGA利用状況について、HFT Reviewにこってりしたレポート(HFT業界のベンダー各社にインタビューしたもの)が載っていたので、勢い余って面白かった部分を超訳してしまった。 元ネタはこちら: FPGA & Hardware Accelerated Trading, Part One - Who, What, Where and Why? FPGA & Hardware Accelerated Trading, Part Two - Alternative Approaches FPGA & Hardware Accelerated Trading, P
みんなの意見を聞いてみたいけど、長文ってTwitterやFacebookだと難しいので、ブログを始めてみることにしますた。 日本で生きるのがどんどん大変な時代になってきてると言われています。 ヤバイ!なんとかしなきゃ!と焦る雰囲気が周りにも少しずつ増えてきました。もちろん現実は直視すべきだし、個人として自分や大事な人を守るためにリスクヘッジは絶対に考えておくべきです。だけど、社会の方向性と自分の立ち位置をきちんと見定めた上で、自分はどうしていきたいのか、冷静に考えていくのも大事と思ったりもします。 そんな問題意識の上で、今自分が思うことを拙いながらまとめてみようかなと。乱筆乱文ですが、ツッコミあれば大歓迎ですー! 今起きていること 今、日本(も含めた先進国)では3つの大きな変化が同時進行してるようです。 1つ目。グローバリゼーション。 要は、先進国と新興国の格差解消がどんどん進行中。格差解
2010年6月26日にカフェ・バベル有志とオタキングex社員とで行われた交流会まとめです。 http://otaking-ex.jp/forums/cafe-babel/topics/112 岡田斗司夫が参加した第一部、自己紹介で盛り上がった第二部、そして居酒屋で行われた二次会と、有意義な時間を過ごせました! また機会があれば是非。
一口に金利といっても実はさまざまな「金利」があるのをご存じだろうか。 一般にいう金利は、「利率」を指すことが多い。100万円を年利率1%で運用すれば、1年後に受け取れるのは1万円。この1万円が、「利子」である。 では、「利回り」とはなんだろうか。債券を購入するケースを例に説明しよう。 額面100万円、満期まで1年の債券があったとしよう。約定利率は1.46%。これを98万円で購入したとする。 1年後には、額面金額の100万円に対して約定利率1.46%の利子額として、1万4600円が支払われる。また額面の100万円が償還されるが、98万円で購入しているので、2万円の償還差益も得られる。儲けは合計で3万4600円になる(ここでは税金などを考慮していない)。 この場合、100万円に対して何%儲かったかを表すのが、「利回り」である。これは、リターンを投資額で割り、そこに100を乗じることで求められる
何をいっているかわからないと思うが、俺もわからない( ゚д゚)! 先日、このブログでも電子通貨のお話しをちょろりとしましたが、そーいうのとはまた別のレイヤーで地域通貨とか、減価する通貨とか、贈与通貨とかそういうのが存在します。電子通貨は方法論ですが、地域通貨とかは概念論。 今日は、近所で変わった勉強会がありました。 通貨にまつわる勉強会開催 「お金の未来、僕らの未来」 〜新たな通貨の提案と試み〜 http://happy-project.appspot.com/ 近所でやっていたのと、近所のおひとがやられていたので、ちょっと会場まで行ってノートPCを会場に仕掛け、お店に戻ってustreamでプライベートブロードキャストをしていました。 自分で放送して自分で見る。なんて素敵な使用方法!なんか盗聴器を聞いている気分でした。 twitterも会場にプロジェクターでながれていたので、遠隔からち
松江から日本海を北へ約60キロ沖にある隠岐諸島の中ノ島、面積約33平方キロメートルの全土が海士という町だ。東京から飛行機、バス、フェリーを乗り継いで約6時間半。松江からのフェリーは1日2便(冬期間は1便!)しかない。人口約2400人、高齢化率39%の典型的な過疎の島だ。 そんな海士町(あまちょう)が、都会から数多くのIターン者を集めている。しかも、いわゆる大企業で仕事をしていたり、難関大学を卒業したりといった、世間では「勝ち組」と言われる経歴を持つ若者が多い。 「過疎」「高齢化」は地方の多くの自治体が共通に抱える悩みだ。東京でIターン・Uターンを呼び掛けるイベントを開催したり、住宅や仕事の斡旋で便宜を図るなど、各自治体は新たな居住者集めに知恵を絞る。しかし、現実は厳しく、新住民の獲得は難しい。そんな中、圧倒的に不利な地理条件の海士町に、なぜ、都会の生活を捨てて、若者はやってくるのだろうか。
Listen here or wherever you get your podcasts. Hello, and welcome to Equity, a podcast about the business of startups, where we unpack the numbers and nuance behind the headlines. This is our Friday As crucial as the ocean is to countless industries, we lack the kind of systematic knowledge of it that we have of the surface. Syrenna has built a versatile robotic platform that you might think of a
『三鷹シニアのITリテラシーの高さがハンパじゃなかった件』で、 はてブに乗った人が調子に乗ってお伝えします。 「イケるんちゃうかな?」と、小沢さんも白崎さんもおっしゃっていましたが、 「なるほど、これはいけるかも」と妙に納得してきました。 2時間以上のお話を聞いて、俺、うまく騙されちゃった? 【小沢修司さん登場!】第4回ベーシックインカム入門の集い 「ベーシック・インカムのある社会を構想する」 小沢修司講演会 ベーシックインカム実現の可能性は? 先週土曜に、行ってきました。講演自体得るものが多かった! 以下レポートです。 公聴者は100人を超える大盛況で、主に中年以上の参加者が7~8割位の印象でした。 非常に具体的な試算方法や、現状の破綻した状態の様々な社会保障制度からの移行案は、 その気になって国策立てればベーシックインカム(BI)制度は、十分実現可能な制度であるという事が伺えました。な
デフレとか、金融政策とか、サブプライムローン問題とか、格差とか過労死とか鬱とか、解決できない地球の環境問題とか、枯渇するエネルギーとか、そんな山盛りの暗い未来を抜け出して明るい未来を作りたい。 ていうか、5年前のある閃きがきっかけで一週間寝ないでそんな事を夢想して、最後は意識障害でアッチの世界に行った時、そういうのものの答えがなんとなく見えちゃった。4年間ずっとじたばたしていたけど、やっと去年自分の進む方向と仲間を見つけて確実に進み始めた気がしてます。 金曜日の懇親会も無事終わり、そのまま合宿に突入、ペラ一枚だったwebサイトを更新しました。 Happy Projectのサイト更新。新しい通貨概念をデザインするプロジェクトです。 今回はコンテンツを強化、やりたい事や伝えたい事の概要を、ほぼ記述できた様な気がします。 実は、前回のエントリー【三鷹市シニアのITリテラシーの高さがハンパじゃなか
2009年10月14日 ピークオイルと信用創造 ピークオイルと金融を研究している大谷さんの一説から。 「現行の金融のしくみと生産活動のエネルギー制約との矛盾こそ石油減耗問題の核心ではないでしょうか。 今ではこの世に存在するマネーのほとんどが、信用創造機関から誰かが借りることを起点として流通し始めるわけですが、その最初の段階をよく考えてみる必要があるのです。誰かが新規債務を背負うことで新たなマネーが社会に流通するわけですが、その時点では返済期日に要求される利息分のマネーは創られていないのです。当然のことながら社会全体でも利息分のマネーは不足しており、いわば私たちは椅子取りゲームのような状況におかれているわけです。 私たちは、自分名義の債務の有無とは無関係に、急かされるように生きることを余儀なくされているわけです。名目GDPが成長しない状況では、たちまち借金の返済に窮することになり、おびただし
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