12月25日の深夜23時。近所のコンビニ「サンクス」に買い物に行くと、初老くらいの作業員がクリスマスの飾り付けを取り外していた。その店はコンビニには似つかないほどの凝った飾り付けをしており、大きなクリスマスツリーとサンタ、建物全体にイルミネーションまで施す力の入れようだった。これを店員だけで行うのは困難。だから作業員の出番と言うことだろう。 誰かの犠牲の上に成り立つ、便利な生活 彼らにも家族が居るだろう。その家族を養うため、寒風吹きすさぶ深夜に、うかれた若造どものためにしつらえたクリスマスの飾りを黙々と撤去しているのだ。 ワシはレジで支払いを済ませて「ありがとうございました」と言われた後、深夜の時は「お疲れ様」と返すようにしている。が、作業をしている彼らに対し「お疲れ様」という言葉をかけることは出来なかった。 別に今日に限ったことではない。毎晩深夜配送のトラックが全国のコンビニを回っている