北朝鮮非難の声明に「コピペ疑惑」が浮上している。北朝鮮による相次ぐ飛翔体(ひしょうたい)の発射を受け、国連安全保障理事会は27日、非公式に対応を協議した。前回協議が開かれた1日と同じく開催を要請した英国、フランス、ドイツは協議後、北朝鮮を非難する共同声明を読み上げたが、前回とそっくりなものだった。 北朝鮮は7月25日以降、7回にわたり飛翔体を発射。今月24日に発射した飛翔体については、日本政府が「弾道ミサイル」と断定した。もしそうであれば、距離に関係なく明確な安保理決議違反だ。 トランプ米大統領は25日、「(中・長距離の弾道ミサイル発射を禁じた米朝間の)合意に違反したわけではない」と述べ、短距離であれば問題視しない姿勢を示している。そのため、これまで安保理で北朝鮮問題の扱いを主導してきた米国の動きは極めて鈍い。 それでも、安保理としては正面から対応し、厳しい姿勢を見せなければ、安保理決議全