8月15日、マイアミ・マーリンズのイチローが、セントルイスのブッシュスタジアムで行われたカージナルス戦で大記録を打ち立てた。第1打席に右前打をマーク。日米通算安打数を4192本とし、メジャーリーグ歴代2位で、球聖と呼ばれたタイ・カッブの通算安打記録を抜いた。 日米のメディアでは、「日米通算」の記録という点で物議を醸しているようだ。 日本プロ野球時代の安打数はカウントすべきではない。 いや、日米通算という注釈がついても、記録として尊重すべきだ。 両方の意見があるようだが、個人的には、「メジャーリーグの成績に限る」という捉え方に一理あると思う。 なぜなら、イチローがメジャーリーグに移籍した01年に、彼はルーキーオブザイヤーのタイトルを受賞しているからだ。 当時「日本での実績を考慮して、新人王の資格はない」と判断されたのなら別だが、新人としてメジャーリーグに入った以上、記録についても