◆日本ハム3―2ソフトバンク(7日・札幌ドーム) 偉大な先輩たちと名を連ねても笑顔はなかった。内川が敗戦の責任を背負い込んだ。「もうちょっとどうにかできた。いろいろと思うところはある」。逆転負けで連勝が2でストップ。もう1本打てなかった悔しさが口を突いた。 初回1死三塁で三振、4回2死二、三塁で遊ゴロに凡退した。3回1死三塁で右中間へ先制適時二塁打を放ったが、好機で凡退の2打席が納得できなかった。WBC準決勝の盗塁死で涙を流した30歳。悔しさをバネにすることを誓った今季は、ここまで33打数9安打の打率2割7分3厘。まだ、本調子ではなく、「(チームを)いい形に持っていけるように頑張るしかない」と誓った。 1打席目で、生涯打率の条件となる通算4000打数(レギュラー10年の目安の数字)に到達。通算打率は3割1分3厘6毛で日本人の右打者では落合博満氏を上回り、暫定トップとなる歴代5位に躍り出