二刀流の大谷翔平(日本ハム)がプロ入り2年目で、一定の結果を出した。 打者としては、打率.274、ホームラン10本。投手としては、防御率2.61で、11勝を挙げた。ひとまず「成功」といってもいいのではないか。 さて、少なくともプロでも二刀流が可能であることが証明された。人類史上、不可能だと思われていたことのほとんどがそうだが、通常、ここからは雪崩を打って後に続く者が現れる。 例えば1969年、アポロ11号が人類初となる月面着陸を成功させると、有人宇宙船の開発は一気に加速した。日本球界でいえば1995年、野茂英雄がメジャーリーグで成功を収めると、伊良部秀輝、佐々木主浩、イチローと日本のトップ選手が次々と後を追った。 ただメジャー挑戦と違い、二刀流は途中からは難しい。やはり入団から数年、若いということが絶対条件になるだろう。となると最も可能性があるのは、来季のルーキーたちだ。 楽天からドラフト