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ブックマーク / number.bunshun.jp (9)

  • 二刀流の可能性は証明されたが……。大谷に続く者が現れないと思う理由。(中村計)

    二刀流の大谷翔平(日ハム)がプロ入り2年目で、一定の結果を出した。 打者としては、打率.274、ホームラン10。投手としては、防御率2.61で、11勝を挙げた。ひとまず「成功」といってもいいのではないか。 さて、少なくともプロでも二刀流が可能であることが証明された。人類史上、不可能だと思われていたことのほとんどがそうだが、通常、ここからは雪崩を打って後に続く者が現れる。 例えば1969年、アポロ11号が人類初となる月面着陸を成功させると、有人宇宙船の開発は一気に加速した。日球界でいえば1995年、野茂英雄がメジャーリーグで成功を収めると、伊良部秀輝、佐々木主浩、イチローと日のトップ選手が次々と後を追った。 ただメジャー挑戦と違い、二刀流は途中からは難しい。やはり入団から数年、若いということが絶対条件になるだろう。となると最も可能性があるのは、来季のルーキーたちだ。 楽天からドラフト

    二刀流の可能性は証明されたが……。大谷に続く者が現れないと思う理由。(中村計)
  • 今年のセMVP争いは、3位が激戦!巨人・鈴木尚広の“貢献度”を考える。(鷲田康)

    通算206盗塁で、失敗が45回、成功率82%以上の鈴木尚広。通算200盗塁以上の選手では、広瀬叔功の82.9%につぐ史上2番目の記録だ。 新聞記者をやっていた頃に、MVPの投票で1年間、資格を失効したことがある。 理由は選手の名前の文字を間違えたためだった。確か佐々岡真司の「真」の文字を「慎」と書いたように記憶するが、我ながら恥ずかしいケアレスミスではある。 ただ、“逆切れ”して言わせてもらえば、佐々岡慎司と書いたとしても、所属チームも広島と書いていたのだし、誰に投票しているかは明確に分かるはずで、それぐらいの忖度をしてくれてもいいのではないか。それで投票権を1年間失効させるのなら、もっと権利のないような記者もいるのではないだろうか……。 実は毎年毎年、地元の選手にしか投票をしないとか、当に信じられない票を投じる記者はいるのである。 これはMVPの投票ではなかったが、ゴールデングラブの投

    今年のセMVP争いは、3位が激戦!巨人・鈴木尚広の“貢献度”を考える。(鷲田康)
  • 実は紳士で技術の人、糸井嘉男。投手が語る、驚愕のバットスピード。(中村計)

    「捕れなかったら、と思うと今でもゾッとしますね。死んでたかも(笑)」 そうオリックス・糸井嘉男の恐怖体験を語るのは、去年まで、四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスのエースだった井川博文だ。 右サイドハンドで150kmの剛速球を持つ井川は、プロ注目の逸材だった。しかし昨年のドラフト会議で指名漏れ。今年で27歳になるということもあり、年明け、引退を決断した。 独立リーグ時代、井川は秋になると選抜チームに選ばれ、フェニックス・リーグに参加した。同リーグはNPBの若手や二軍選手が実戦経験を積むための教育リーグだが、クライマックスシリーズや日シリーズを控えているチームは、調整のために主力級が頻繁に出場する。 井川の「思い上がり」をたしなめた糸井のスイング。 横手から150kmを投げられる投手はNPBでもそうはいない。そのため井川は「フェニックスでは打たれた記憶がほとんどない」と

    実は紳士で技術の人、糸井嘉男。投手が語る、驚愕のバットスピード。(中村計)
  • NumberWeb版、プロ野球順位予想!2014年のセ・パ。優勝、CS争いは?(Number編集部)

    昨年、球団初のリーグ優勝&日一を成し遂げた楽天ゴールデンイーグルス。今年この旗を手にするのはどのチームになるだろうか。 いよいよ今週末、28日に2014年のプロ野球が開幕します。 連覇を目指すチーム、エースを失ったチーム、巨大補強に成功したチーム。 各球団がそれぞれに昨年の結果を受け止め、この時を待っていました。 そこで、Numberが誇る4人の野球ライターが今年のセ・パを大予想。 秋まで続く144戦、果たして最後に笑うのはどのチームなのでしょう。 <鷲田康> セ・リーグの命・巨人はここ数年で最も不安要素が多い開幕となる。 先発陣では新加入のセドンがちょっと厳しそうで、若手の宮國も伸び悩み。内海と杉内に勤続疲労が見え、頼りは菅野一人というのが実情だ。加えて、鉄腕・山口の調整遅れも非常に気にかかる。ただ、だからといって対抗馬がいるかと言えば、そこが見当たらない。消去法で巨人を一番手に挙げ

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    saken
    saken 2014/03/26
    いよいよ
  • 上原浩治の制球力。~MLBで図抜けた「K/BB」「WHIP」~(小川勝)

    でプレーしていた10年間でリリーフに専念したのは2007年の1年だけだったが、MLBでは見事にクローザーを務めている。 2013年のワールドシリーズを制覇したのはレッドソックスだった。6年ぶり8度目の優勝。抑えの切り札だった上原浩治も大きく貢献した。5試合に登板して4回2/3を投げ無失点、2セーブを記録した。ア・リーグの優勝決定シリーズでは5試合で6回を投げ無失点、1勝3セーブでMVP。米大リーグに移籍して5年目、上原にとって'13年シーズンは素晴らしいシーズンになった。 何しろ今年はレギュラーシーズンで73試合、ポストシーズンで13試合、年間86試合も投げている。登板試合数だけを見ても記録的なシーズンだったわけだが、投球内容を詳しく見ていくと、彼の特徴をよく出した上で、チームに貢献したシーズンだったと言える。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員に

    上原浩治の制球力。~MLBで図抜けた「K/BB」「WHIP」~(小川勝)
  • 楽天、初の日本一へCS突破も……。則本-田中リレーに潜む不安とは?(田口元義)

    ホームアドバンテージの1勝を含め4勝1敗。パ・リーグを制した楽天が、日一となった2010年以来の下剋上を狙う3位・ロッテとのCSファイナルステージを制し、日シリーズ進出を決めた。 勝敗だけで総括すれば、楽天がロッテを圧倒したと論ずることができるかもしれない。しかし、全てが盤石の元に成された勝利だったかと言えばそうとも言い切れない。 安定と不安――。 CSでは、この二面性がはっきりと表れていたからだ。 安定とは打線である。 4試合で14得点。シーズンでは12球団中2番目のチーム打率2割6分7厘、同3番目の628得点を誇った攻撃陣からすれば物足りなさも感じるだろうが、点を取るべきところで取る抜け目のなさは、やはり健在だった。 特に、クリーンナップの働きは見事と言うほかない。 銀次、ジョーンズ、マギーら主軸打者が果たした役割。 まずは3番の銀次。初戦の決勝弾こそ田中将大に「じぇじぇじぇ」と驚

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  • 上原浩治、34人連続アウトの新記録!鍵は配球を支えるある球種と“ゴロ”。(生島淳)

    チームの絶対的信頼を背負って9回のマウンドに立ち続ける上原浩治。アメリカで投手の評価によく使われるWHIP(1回あたり何人の走者を出すか)は現在0.57と、MLB史上でも屈指の数字を叩き出している。 レッドソックスの上原浩治の快投が続いている。 9月11日のレイズ戦の9回、3対3の同点の場面で登板し、三振、三振、セカンドゴロと3人をたちまち打ち取った。 これで34人連続アウト。レッドソックスの球団記録の達成である。 試合はレッドソックスが10回にマイク・カープの満塁弾で7対3とレイズを突き放し、上原が勝ち投手となった。 それにしても34人連続アウトとなると、11回と3分の1を抑えたことになる。単純に考えれば完全試合を達成してなおかつ、パーフェクトが継続中という、とんでもない記録だ。 7月5日の「スポーツ・インテリジェンス原論」では、上原がクローザーに昇格したレッドソックスのブルペン事情につ

    上原浩治、34人連続アウトの新記録!鍵は配球を支えるある球種と“ゴロ”。(生島淳)
  • 中継ぎ投手・上原浩治が絶好調!数字が証明するMLB屈指の凄さとは?(菊地慶剛)

    もはやレッドソックスのベンチ内での名物と言ってもいい、上原浩治投手のハイタッチ。笑顔でベンチ内のムードを盛り上げる。 メジャーリーグの開幕から3週間。今シーズンは開幕から日人投手たちの活躍が目立っている。その中でここまでのMVPを選ぶとするならば、今年からレッドソックスに移籍した上原浩治投手を挙げたい。 もちろん読者の中には異論もあるだろう。 例えば、勝利数、防御率ともにア・リーグのトップ争いをしているレンジャーズのダルビッシュ有投手はもちろん、ここまで抜群の安定感を誇るマリナーズの岩隈久志投手の存在も捨てがたいのは事実だ。ただチームに及ぼす影響力という面では、現在、激戦区のア・リーグ東地区で首位を走るチームへの上原の貢献度は計り知れないものがあることを忘れてはならない。 岩隈やダルビッシュのような先発投手ではなく、またセーブ機会に登板する抑え投手でもない、“中継ぎ”の上原が、日で大き

    中継ぎ投手・上原浩治が絶好調!数字が証明するMLB屈指の凄さとは?(菊地慶剛)
  • 炯眼の勝負師・落合博満監督に、ただひとつ足りなかったもの。(鷲田康)

    昨季までの7年間、中日の監督としてリーグ優勝3回、日一1回の成績を収めた。後半好調の今シーズンも1位ヤクルトの背中を射程圏内にとらえている オークランド・アスレチックス・松井秀喜外野手の師といえば、いわずと知れた巨人の長嶋茂雄終身名誉監督である。 「いま自分がやろうとしているバッティングは、基的には巨人時代に長嶋監督とやってきたことと同じなんです」 メジャーに渡って9年、プロ生活20年になろうかという今でも、ミスターと二人三脚で追い求めた打撃の真髄を究めるために、松井は階段を登りつめているわけである。 そのミスターとは別に、実は松井にはもう一人、“影の師”ともいえる存在がいる。 「理にかなっているけど難しかった。ようやく最近になって言っていたことが分かることがある」 中日の落合博満監督である。 プロ2年目の1994年、落合は中日からフリーエージェントで巨人に移籍してきた。それから日

    炯眼の勝負師・落合博満監督に、ただひとつ足りなかったもの。(鷲田康)
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