健康食品市場が急拡大している。その規模ざっと2兆円。消費者の健康志向の高まりもあるが、厚生労働省が健康効果の表示を許可する特定保健用食品(トクホ)という制度の存在も大きな要因だ。トクホと認められている食品は今年5月で500品を突破した。 そのトクホについて、興味深い調査データが発表された。テレビの健康情報番組を多く視聴する人ほど、トクホ製品を多く購入するという。群馬大学の高橋久仁子教授が今年5月14日、第59回日本栄養・食糧学会大会で発表したものだ。 お客はテレビに影響される 調査は、具体的なテレビの健康情報番組の視聴量を尋ねた上で、日常の食品購入や喫食など食行動を分析している。番組を多く視聴する群ほど、食品の健康効果に関する興味が高く、栄養バランスを考えたり、食べる品目数を多くしたりするという傾向も確認できたという。つまり、健康情報番組を多く視聴する人ほど健康に関する知識が豊富に備わり、
「断食」は飽食でよどんだ心と体に活を入れる、一種のショック療法。興味はあっても、なかなか試してみる勇気や時間のない人も少なくないのではないだろうか。そこで、忙しくて断食道場に行けない人や、断食の効果を手軽に体感してみたい人に、週末を利用して自宅でできる方法がある。それが「週末断食」だ。 週末断食とは、土曜、日曜などの休日に、半日あるいは1日だけ食事を抜く断食法。例えば、土曜の朝・昼の2食を抜き、野菜ジュースや豆乳だけで過ごす「半日断食」や、土曜の朝・昼・夜の3食を抜く「1日断食」などがある。 初めての人は、たった1日の断食でもかなりきつい。脱力感や頭痛などに襲われることもあるというので、最初は半日断食から始めた方がいいだろう。前日は普通に食事をしてよいが、「明日は断食だから」と食べ過ぎるのは禁物。断食が余計につらくなるし、断食の効果も表れにくいので、なるべく腹八分目にする。アルコールも
牛乳(低脂肪乳)を飲むと体脂肪が減り、筋肉量が増えるというダイエット効果が確認された。これは、辻学園栄養専門学校中央研究室の広田孝子教授が、今年2月に開催された「第7回メディアミルクセミナー」(主催:日本酪農乳業協会)で発表した研究成果によるもの。 対象は同校の新入生女子。やせ願望のある人を2群に分け、一方は1日1回、低脂肪乳200mLを食前に飲んだ。対照群は、牛乳などの乳製品の摂取について、特に制限を設けなかった。両群の全員に対して、「間食を控えて、3食きっちりと食べる」「ウオーキングなど適度な運動をする」といった指導を行った。 4カ月間の追跡が可能だった牛乳群22人、対照群18人で、ダイエット効果を比較した。2群の振り分けは完全な無作為ではなく、対象者の意向も聞き入れたという。 対象者合計40人の平均年齢は23歳、BMI(体格指数)は21.1と標準範囲内だが、隠れ肥満の人が多かっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く