藤枝市はこのほど、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が監修したメタバース空間を活用した学習体験会を青島北小で開いた。市内の中学生や教員約30人が参加し、宇宙飛行士の動きをリアルタイムで体験した。 専用のゴーグルを着用してメタバース空間を体験する参加者=藤枝市の青島北小 メタバースは、コンピューター内に構築された3次元の仮想空間。今回の学習会では、国際宇宙ステーションが再現され、都内IT企業が提供した空間を活用した。 参加者は専用のゴーグルを着用した。地球上空400キロを秒速8キロで飛行しているステーションの現在の飛行位置や、地球の昼夜を再現した世界を体感した。参加者からは「日常にない世界を体験できるのが面白かった」「学びに効果的な部分がある。キャリア教育の現場でも活用できるかもしれない」といった感想が聞かれた。