このWhite Boardの謎解きをしてくれたのは、連載688回でも名前が出てきたRan Berenson氏(VP&GM, Core and Client Development Group)である。氏曰く、「これは、私やチームのメンバーが(USに居た)Jim Kellerの所に行ってプレゼンテーションしたときのものだ。このミーティングでは(Alder Lakeの)重要となるコンポーネントに対しての判断を行なった。右側に×がついているというのは、当初ヘテロなCPU構成やグラフィック統合、AI H/Wの搭載などがいずれも不要と(Jim Keller氏が)判断したという記録だ」という。 ちなみに氏はそこから2~3ヵ月かけて最高経営責任者に対して、効率的なプロセッサーを作るためにはヘテロ構成にするしかないと説得をした結果として、Alder Lake(やRaptor Lake)のP-CoreとE-