タグ

2008年4月8日のブックマーク (3件)

  • 『タイタンの妖女』/カート・ヴォネガット・ジュニア - Show Your Hand!!

    これはすばらしい小説だった!!物語はかなりスラップスティックな感じで、むちゃくちゃな状況にひたすら翻弄されつづける人間の姿が皮肉っぽく描かれている。ただ、ヴォネガットはそれをくだらない、って言うんじゃなく、愛情を込めた視線で見つめているから、シニカルさと表裏一体になったウェットな部分、感傷的なところがこころに響く。 ストーリーはちょっと簡単には書きづらい。時間等曲率漏斗なるものに飛び込んだことで、あらゆる時空間に存在する、神のような存在となった男と、彼に操られるようにして火星、水星、タイタンへと放浪することになる男とを中心にして物語は展開していくのだけど、なにしろそのスケールは宇宙規模だし、全人類を巻き込む宗教の話でもあれば、人間というものの存在意義(のなさ)についての話でもある。 なにか運命のような大きなちからに動かされること、システムのなかに組み込まれること。個人の自由を根源的なものと

    『タイタンの妖女』/カート・ヴォネガット・ジュニア - Show Your Hand!!
    sakstyle
    sakstyle 2008/04/08
    ヴォネガットの小説はいままで数冊しか読んだことがなかったので、これからちょっと集中して読んでいってみたい。/自分も一冊しか読んでいないので、読みたいなあ
  • ■ - 昨日は必然、今日は偶然。

    早稲田文学1 作者: 川上未映子,蓮實重彦,中原昌也,福嶋亮太,芳川泰久,島田雅彦,水谷真人,大杉重男,田中りえ,萩山洋文,アランロブ=グリエ,篠山紀信,早稲田文学会,山崎敦,平岡篤頼出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2008/04/01メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 296回この商品を含むブログ (55件) を見る 相変わらず川上未映子がかわいくて、ついでに「戦争花嫁」読みながら、この人は言葉の世界で遊んでるなー、と思った。でも言葉の世界で遊ぶのは苦しい。 あと、『ユリイカ』では松浦寿輝の言っていることは分かっていない感じだった。*1 たぶん詩だと思って書いてないせいで詩になっているのが彼女の作品で、今後こういう評論家の人たちのせいで垢抜けていって苦しむのだろうな、という気もした。とにかく彼女の昔の日記はすばらしい。 *1:四月号の『ユリイカ』は現代詩特集

    ■ - 昨日は必然、今日は偶然。
    sakstyle
    sakstyle 2008/04/08
    『早稲田文学1』相変わらず川上未映子がかわいくて、ついでに「戦争花嫁」読みながら、この人は言葉の世界で遊んでるなー、と思った。でも言葉の世界で遊ぶのは苦しい。
  • 「ビアンカ・オーバースタディ」詳細 発表! - 筒井康隆氏についての…

    ということで、「パンドラ」vol.1 side-B 表3予告並びに<メールマガジン ファウスト>54号にて「ビアンカ・オーバースタディ」詳細が発表になりました。 情報をまとめてみると… <ファウスト>vol.7(2008年初夏=6月?=発売予定) 「ビアンカ・オーバースタディ」第一話〜第三話 一挙掲載!(100枚) 惹句は「緊急寄稿・筒井康隆 ライトノベル気”ではじめました」 イラストレーションはいとうのいぢ氏(扉絵はオールカラーを予定) そう、注目の絵師はいとうのいぢ氏でした(4/3の情報で「!」を6つにしておいたのですが、誰にも突っ込まれなかった…。orz)。いとう氏は「七瀬シリーズ」を読んでいて、<ファウスト>太田編集長といとう氏の間を取り持った方も大の筒井ファンだったとのこと。 しょこたん、喜びそうだな〜。 とにかく楽しみです。 追記(2008.4.9 12:50) <ファウス

    「ビアンカ・オーバースタディ」詳細 発表! - 筒井康隆氏についての…
    sakstyle
    sakstyle 2008/04/08
    筒井康隆のライトノベル「ビアンカ・オーバースタディ」、イラストはいとうのいぢ/さて、『ファウスト』Vol.708年初夏発売予定とあるが、目の錯覚だろうか。