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映画に関するsakstyleのブックマーク (345)

  • 地方映画史研究のための方法論(29)大衆文化としての映画③——フレドリック・ジェイムソン「大衆文化における物象化とユートピア」|佐々木友輔

    地方映画史研究のための方法論(29)大衆文化としての映画③——フレドリック・ジェイムソン「大衆文化における物象化とユートピア」 見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト 見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト「見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト」は2021年にスタートした。新聞記事や記録写真、当時を知る人へのインタビュー等をもとにして、鳥取市内にかつてあった映画館およびレンタル店を調査し、Claraさんによるイラストを通じた記憶の復元(イラストレーション・ドキュメンタリー)を試みている。2022年に第1弾の展覧会(鳥取市内編)、翌年に共同企画者の杵島和泉さんが加わって、第2弾の展覧会(米子・境港市内編)、米子市立図書館での巡回展「見る場所を見る2+——イラストで見る米子の映画館と鉄道の歴史」、「見る場所を見る3——アーティストによる鳥取の映画文化

    地方映画史研究のための方法論(29)大衆文化としての映画③——フレドリック・ジェイムソン「大衆文化における物象化とユートピア」|佐々木友輔
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    sakstyle 2024/05/14
    フランクフルト学派の物象化理論に基づき「物語」の商品化について論じるが、フランクフルト学派と違い大衆文化と高級文化の相互依存を研究(カルチュラル・スタディーズ)/『ジョーズ』『ゴッドファーザー』分析
  • 地方映画史研究のための方法論(28)大衆文化としての映画②——ジークフリート・クラカウアー『カリガリからヒトラーへ』|佐々木友輔

    見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト映画はどこにあるのか——鳥取の公共上映・自主制作・コミュニティ形成』(2024)2024年3月は、3年間継続してきた「見る場所を見る——鳥取の映画文化リサーチプロジェクト」の活動成果をいくつか世に出すことができた。一つは、杵島和泉さんとの共著『映画はどこにあるのか——鳥取の公共上映・自主制作・コミュニティ形成』(今井出版、2024)の刊行。 鳥取で自主上映活動を行う団体・個人へのインタビューを行うと共に、過去に鳥取市内に存在した映画館や自主上映団体の歴史を辿り、映画を「見る場所」の問題を多角的に掘り下げている。 『映画はどこにあるのか——鳥取の公共上映・自主制作・コミュニティ形成』(今井出版、2024) 『見る場所を見る3——鳥取・倉吉市内・郡部の映画館&レンタルビデオショップ史』(2024)また、2023年12月に実施した展覧会の記

    地方映画史研究のための方法論(28)大衆文化としての映画②——ジークフリート・クラカウアー『カリガリからヒトラーへ』|佐々木友輔
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    sakstyle 2024/05/07
    クラカウアーは大衆文化や映画から大衆心理を分析する。「映画社会学」の代表者。『カリガリ博士』から、ナチスの台頭を許したドイツ国民の大衆心理を分析した
  • 物理にとりつかれ、政治に飲み込まれてゆく ――『オッペンハイマー』(アメリカ、2023年) : Days

    見:イオンシネマ高松東 今年のラインナップならばアカデミー賞を複数部門獲るだろうとは思っていたが、思った以上に圧勝だったなと感じた。確かにこの物量(3時間近い!)と、このテーマならアメリカのみならず世界中の人に訴求力があるのは確かだろう。少なくともロシアが始めた戦争、そしてイスラエルが始めた「侵略」に関心がある、もしくは何らかの形で参加している国家の人間なら、核という「機能」とは無縁ではいられない。実験を除くと1945年以降使われていないにも関わらず、国際政治に長い間影響力を及ぼしている核。その「機能」こそが、オッペンハイマーの予期していた未来だったのかもしれない。 上記に添付したNHKのインタビューを見ても分かるが、ノーランはオッペンハイマーの伝記映画としてこれを制作しているのだと思う。最近ハヤカワノンフィクション文庫から刊行された原作についてもそうで、原作はそもそも両親のなれそめから始

    物理にとりつかれ、政治に飲み込まれてゆく ――『オッペンハイマー』(アメリカ、2023年) : Days
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    sakstyle 2024/04/30
    「核開発も核実験も、そして核使用についても特定の個人(政治家を含む)の責に帰するような問題ではなくて、集合的責任として考えねばならないことを改めて突き付けている」
  • Netflixドラマ『三体』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    三体(Netflixドラマ)(監督:デレク・ツァン、アンドリュー・スタントン他 2024年イギリス、アメリカ中国製作) 劉慈欣の世界的ベストセラーSF小説『三体』がNetflixでドラマ化され配信中だ。オレは原作の大ファンで、3部作全編のみならず同人作家による公式外伝も含め読破した。『三体』は大雑把に言うならファーストコンタクトと異星人による人類侵略をテーマとしたSF作品となるが、これまで描かれたこれらテーマの作品とは一線を画す超絶的なハードSF展開と宇宙的スペクタクルに満ちているのが魅力だ。 今回ドラマ化されたのは原作『三体』3部作の第1部となる。実はこの第1部はNetflix作品とは別に中国の配信プラットフォーム・テンセントビデオによって既に実写ドラマ化されている。オレも視聴環境(Hulu)があるのだが、全30話とちと長く、全8話でまとめられたNetflix版を待つことにしたのだ。(

    Netflixドラマ『三体』を観た - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
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    sakstyle 2024/03/25
    『ゲースロ』でサムウェル・ターリー、ダヴォス・シーワース、ハイ・スパロウ、 ティコ・ネストリスを演じていた人たちが出演しているらしい
  • 復讐とジレンマを描くSF巨編第2部/映画『デューン 砂の惑星 PART2』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    デューン 砂の惑星 PART2 (監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 2024年アメリカ映画) 映像化不可能と言われたフランク・ハーバードのSF小説『デューン 砂の惑星』を『ブレードランナー2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が見事に映像化したのがこの作品だ。映画は2部構成となり、第1部となる映画『DUNE/デューン 砂の惑星(以下:PART1)』は2021年に公開、そして今回満を持してその第2部『デューン 砂の惑星 PART2(以下:PART2)』が公開の運びとなった。 オレは『デューン 砂の惑星』は小説版も映画化された『PART1』も大のお気に入りで、この『PART2』の公開を非常に楽しみにしていた。というわけで会社に休暇届けを出し初日1回目の回をIMAXで鑑賞してきた。 『デューン 砂の惑星』の物語は紀元102世紀末、宇宙に版図を拡げた人類帝国の、メランジと呼ばれる超貴重なスパイスを巡る権謀

    復讐とジレンマを描くSF巨編第2部/映画『デューン 砂の惑星 PART2』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • ミュージックビデオの身体論⑥ サイボーグ的身体——「ONE TAKE STAGE」のトランス・ダンス|佐々木友輔

    6. サイボーグ的身体——「ONE TAKE STAGE」のトランス・ダンスイラスト:湖海すず 6-1. サイボーグ的身体これまでに取り上げてきた「ダンス」に関連するMVは、視覚効果や撮影・編集技術を重視する「映像のダンス」(③映像そのものがダンスする/④カメラレス・ダンス)と、生身の身体のパフォーマンスを重視する「ダンスの映像」(⑤ダンスそのものを映し出す)とに大別することができる。 ただし、これらはあくまで便宜的な区分であり、それほど明確に分けられるものではない。あらゆるMVには「映像のダンス」と「ダンスの映像」双方の要素が含まれており、両者が重なり合い、グラデーションを成しているのだと捉えるほうが、実態に即しているだろう。 前回「ダンスの映像」を代表する存在として紹介したマイケル・ジャクソンがMVで披露するダンスも、アーティスト自身の身体能力だけで成立しているわけではない。例えば『ス

    ミュージックビデオの身体論⑥ サイボーグ的身体——「ONE TAKE STAGE」のトランス・ダンス|佐々木友輔
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    sakstyle 2024/03/04
    「映像のダンス」と「ダンスの映像」の融合/編集によるダンス/超個体的身体(多数のダンサーの同期)/CG映像の指標性(モーションキャプチャ)/ステディカムによるダンサーへの接近(トランス・ダンス)
  • 背負いながら生きる物語の、はじまりのおわり ――『ゴールデンカムイ』(2024年) : Days

    見:イオンシネマ綾川 原作未読でアニメも見ておらず、アイヌの話と言う意外の情報はほとんどないままなんとなく見たが、思った以上に面白かったのが素直な感想。漫画原作ものの実写化はいつだって容易ではないと思うが、相当お金かけてますねそしてVFXガチガチにやってますよね、という映画であり、2時間以上あるにもかかわらず体感40分くらいで終わってしまう楽しさもあった。少なくとも映画館で見てこそ、と言う映画だろう。 日露戦争での203高地の戦いを生き延びた杉元は「不死身の杉元」の異名を持っていた。筋肉ムキムキの身体にはあちこちに深い傷跡があり、顔にもきれいな赤い線が入っているほどである。その杉元が北海道の山中でアシリパという少女と出会う。ある事件で家族を亡くした彼女は失意のまま白いオオカミを相棒にして狩猟生活を行っていたが、金塊を探しているという杉元の意志に共鳴し、一緒に旅を始めることになる。 背負うも

    背負いながら生きる物語の、はじまりのおわり ――『ゴールデンカムイ』(2024年) : Days
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    sakstyle 2024/02/09
    「原作未読でアニメも見ておらず」←ちょっと意外。「杉元やアシリパといった主要キャラクターの感情や背景の演出は原作未履修の自分にもよく分かるように描写されて」
  • ミュージックビデオの身体論④ カメラレス・ダンス|佐々木友輔

    4. カメラレス・ダンス(目次) イラスト:湖海すず4-1. 絶対映画と視覚音楽連載の前回(ミュージックビデオの身体論③ 映像そのものがダンスする)は、ハービー・ハンコック『Rockit』(1983)やコールドカット&ヘスタスティック『Timber』(1997)など、身体としての映像そのものがダンスを踊っているかのような作品群を「映像のダンス」と名づけることで、アーティスト自身がダンスを踊る姿を直接的に撮影・記録した「ダンスの映像」と区別することを提案した。 「映像のダンス」はそもそも生身で踊る身体を必要としないし、カメラで撮られた実写映像であることを必須の条件としているわけではない。そのように考えるなら、私たちは「映像のダンス」の源流を、例えばハンス・リヒター『リズム21』(1921)やヴァルター・ルットマン『オパス1』(1921)、ヴィギング・エッゲリング『対角線交響楽』(1924)な

    ミュージックビデオの身体論④ カメラレス・ダンス|佐々木友輔
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    sakstyle 2024/02/01
    「フィッシンガーの視覚音楽」「(抽象アニメーション)マクラレン」とそのオマージュのトクマルシューゴ『Poker』、CGによる映像と音声の同期オウテカ『Gantz Graf』「モーション・グラフィックス」「リリックビデオ」
  • ミュージックビデオの身体論③ 映像そのものがダンスする|佐々木友輔

    3. 映像そのものがダンスする(目次) イラスト:湖湖すず3-1. 1981年、MTVの開局とダンスの不在1981年8月、MTV(ミュージックテレヴィジョン)が開局した。毎日24時間MVを放映し続ける新たなケーブルテレビ局の登場によって、MVは急速に存在感を増し、一般家庭に浸透していく。象徴的なエピソードとして繰り返し語られるように、開局1曲目として放映されたのは、バグルス『ラジオ・スターの悲劇』(1979)だった。2年前に発表された曲ではあるが、オールドメディア(ラジオ)の死を高らかに宣言するその歌詞は、MTVという新たなメディアプラットフォームの誕生にふさわしいものだった。 MTV 1981 logo with yellow on the front side of the M, blue on "TV" and purple on the outside.Wikipedia英語版)

    ミュージックビデオの身体論③ 映像そのものがダンスする|佐々木友輔
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    sakstyle 2024/02/01
    「MVと前衛映画・実験映画との結びつき」「編集のリズムがそのままMVの身体であり、またその身体のダンスでもあるような映像表現」「「映像のダンス」は必ずしも生身で踊る身体を必要としない」
  • バイオテクノロジーの暴走により荒廃した未来世界を描く傑作SF映画『VESPER ヴェスパー』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    VESPER ヴェスパー (監督:クリスティーナ・ブオジーテ/ブルーノ・サンペル 2022年フランス・リトアニア・ベルギー映画映画『VESPER ヴェスパー』はバイオテクノロジーの暴走により荒廃した未来が舞台となるポストアポカリプスSF作品だ。社会は一部の富裕層が安全に暮らす城塞都市”シタデル”と、危険な新生植物の生い茂る荒れ地にとり置かれた貧民たちの世界に二分されていた。さらに貧民たちはシタデルから一世代しか収穫の出来ない遺伝子操作作物の種子を売りつけられ、希望の無い生活を送らざるを得なかった。 そんな世界で13歳になる少女ヴェスパーは寝たきりの父親と暮らしていた。ヴェスパーは生物工学の知識を持ち、危険のない植物の創造に勤しんでいたがその生活は厳しく、反抗的な態度から彼女の暮らす村の長からも目の敵にされていた。そんな彼女はある日、森の中で倒れる謎の少女カメリアを救ったことから事態は大

    バイオテクノロジーの暴走により荒廃した未来世界を描く傑作SF映画『VESPER ヴェスパー』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
  • 〈映画研究ユーザーズガイド〉        第8回 サイエンス・フィクション  |北野圭介

    SF映画研究の現在 こんにちのジャンル映画研究の先端部分をもうひとつとりあげよう。SF映画だ。 SF映画は、ハリウッドはいうにおよばず、次から次へと傑作がスクリーンにかかってもいてまさに一番人気を誇るジャンルでもあるといってもいいかもしれないほどで、それに応じて、SF映画研究の方も追いつけ追い越せといわんばかりに活況を呈しているのである。 今回は今世紀のSF映画研究の有り様を照らし出してくれていると思われる研究書のひとつないしふたつをとりあげたい。 まず、J.P.Telotteによる『SF映画(Science Fiction Film)』(Cambridge University Press, 2001)である SF映画は、論じることがことのほか難しいジャンルである、そう漏らすことから著作はおこされている。 まさに「サイエンス・フィクション」というフレーズにその難しさがあらわれている。一方

    〈映画研究ユーザーズガイド〉        第8回 サイエンス・フィクション  |北野圭介
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    sakstyle 2024/01/19
    J.P.Telotte『Science Fiction Film』『Robot ecology and the Science Fiction Film』/「空想的なもの」「驚異」「不気味さ」を特殊効果で「SF映画は、映画自身が科学技術から産出されたという経緯に敏感」/ロボット形象3タイプ
  • 【感想】『映画大好きポンポさん』なる国産総天然色長編漫画映画を観ました - 曇りなき眼で見定めブログ

    けっこうおもしろかった。 相変らずまったく何も知らずに観にいった。YouTubeで予告がオススメで出てきて、おもしろそうだったので観にいった次第である。まあこういう単発の劇場アニメはとりあえず全部みておきたいね。原作はマンガらしいのだけど、まったく知らなかった。Pixiv発らしい。CLAPというスタジオも存じ上げなかった。監督の平尾隆之さんはufotable作品をよくやっていて知っている。 最近はこういう感じでフィクションの哲学を勉強しているので、その面で興味深い作品である。最も興味深い点は、作中作の映画「マイスター」がおもしろくなさそうなのにこの「映画大好きポンポさん」という作品はおもしろい、ということである。 映画制作についての映画というのはよくある。有名なのはフェデリコ・フェリーニ監督の『8 1/2』とか北野武監督の『監督・ばんざい!』とか。どちらも新しい映画の制作に行き詰まって苦悩

    【感想】『映画大好きポンポさん』なる国産総天然色長編漫画映画を観ました - 曇りなき眼で見定めブログ
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    sakstyle 2024/01/12
    「画風を切り替えてシンボルや幾何学図形や精神世界の感じを多用したプレゼンのような映像」「画面を分割したり、時間を大袈裟なフォントで表示したり、強引に時間を戻したり、独特な場面転換」
  • 映画:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ。良き。良きよ。 - 二月の鯨

    www.youtube.com ギレルモ・デル・トロのピノッキオを見ました。 Netflixです。 ファンタジーですね。 言わずと知れた、ピノッキオ。みんな知ってるピノッキオね。 思ったよ。 今更ピノッキオ?! とね。 ただね、よくよくこの映画を観ると最後の最後に思うんだよ。 ああ、そうか。確かにこれは今更必要だ。 ピノキオ自体は子供のころに知ったけど、彼の経緯とか、どんな話だったかとかはあんまり覚えてなくて、 ピノッキオは、ゼペット爺さんが作った木からできてる人形で。 ある日、動けるようになって、嘘をつくと鼻が伸びる。 でも、海のでかい魚みたいなのに二人一緒にわれてさあ大変。 命からがら逃げ伸びて、其のあといろんなことを経て当の少年になる、そんな話だったと思うよ。 とても、薄っすらしてる。 このピノッキオは色々いいのよ。 まず、ストップモーションであるということね。 ストップモーショ

    映画:ギレルモ・デル・トロのピノッキオ。良き。良きよ。 - 二月の鯨
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    sakstyle 2023/12/25
    「パンズラビリンスを彷彿とさせる」が「パンズラビリンスは大人のためのおとぎ話だったけど、ピノッキオは違う」気になる
  • 「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」見てきました。 - ひとやすみ読書日記(第二版)

    公式。 当初全然見るつもりなかったんだけど、公開直後に絶賛の嵐だったんでこりゃ見ておこうかなと。鬼太郎と言えば水木しげるのお膝元、調布で見られたのはよかったね。帰りに布田天神でも寄ってくれば尚よかったのだが。 まあともかく、ビックリするほど面白かった。「ゲゲゲの鬼太郎」にそれほど深く入れ込んでる訳でもないんだけれど、鬼太郎っていつもどこかでなんかやってる(昔はよく「干支がひとまわりするとアニメになる」なんて言われたものでした)印象です。調布駅からシアタス調布に向かう道に「ゲゲゲの軌跡ロード」として歴代TVアニメのパネル展示も行われてて、事前にそれを視たのも良かったんだろうなあ。昭和31年を舞台にした映像の中でとあるキャラが幼い男の子に「この先日はもっとよくなる、発展して皆幸せになる」というような主旨の台詞を話すんだけど、見ているこっちとしては「そうは言うけどそうはならねえんだよなあ」と、

    「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」見てきました。 - ひとやすみ読書日記(第二版)
  • 「語らない」と「分からない」から始まるコミュニケーションの行く末 ――『アンダーカレント』(2023年) : Days

    見:イオンシネマ綾川 少し前に見た『CLOSE』も思い返せばひどく純文学的な映画、つまりストーリーによるカタルシスよりも人間を描くことにとにかく注力した映画だと感じていたが、作『アンダーカレント』も『CLOSE』とは全然アプローチは違うものの、似たような感慨を持った。「分からない」という言葉が何度も出てくる映画は、その時点でひどく純文学的ではないか、と。 真木よう子演じる主人公のかなえが銭湯の跡継ぎ、という時点で日映画的だなと感じる。銭湯が舞台であるということは、東京を舞台にしながらもある特定のエリアの人間関係しか描かれない。もっと言うと、かなえの行動範囲もさほど広いものではないことが予想される。銭湯のある住居が自宅兼職場になっているため、積極的に行動をするのは飼い犬の散歩くらいだが、そのルートも映画に登場する風景を見ているとほとんど毎回同じである。それくらい、日常に根差しており、物語

    「語らない」と「分からない」から始まるコミュニケーションの行く末 ――『アンダーカレント』(2023年) : Days
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    sakstyle 2023/11/08
    感想読んでて原作の絵思い出した
  • 感想『ゴジラ-1.0』 山崎貴監督が語る「ゴジラとはなにか」。東宝の映画スター、その価値が最大化される銀幕にて - ジゴワットレポート

    『シン・ゴジラ』から7年である。 加齢に従い「もう7年?」と驚きつつ、ゴジラというコンテンツにおいては「まだ7年?」というリアクションが発生する。このたった7年間で、ゴジラに対するスタンスや気構えのようなものは、随分と変化した印象を受けるからだ。 2004年の『ゴジラ FINAL WARS』で一旦のシリーズ終了を宣言したゴジラシリーズは、2014年のギャレス・エドワーズ監督による『GODZILLA』で銀幕に復活する運びとなった。奇しくも国産巨大特撮は冬の時代に突入しており、ゴジラを始めとする怪獣映画や、円谷のウルトラマンもTVシリーズが制作されず、全体的な供給が薄かった時勢だ。ジャンルとしては2013年の『パシフィック・リム』が界隈を騒がせ、その翌年に『GODZILLA』が続いたこともあり、国内巨大特撮の未来を憂う風潮が加速していたことは否めない。そんな時勢に公開された2016年の『シン・

    感想『ゴジラ-1.0』 山崎貴監督が語る「ゴジラとはなにか」。東宝の映画スター、その価値が最大化される銀幕にて - ジゴワットレポート
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    sakstyle 2023/11/08
    「「ゴジラと海」という一点においては、シリーズ過去作の追随を一切許さないクオリティである」
  • “ザ・クリエイター/創造者” - three million cheers.

    “The Creator” Director : Gareth Edwards US, 2023 AIとの戦争が続く近未来を舞台にした物語で、『ローグ・ワン』の監督ギャレス・エドワーズによるSF映画。 まず、冒頭で出てくる軌道要塞 USS NOMAD の造形と地上をスキャンする独特のムーブメントにやられた。 それから、スキャニングの光に先導されながら輸送機が侵攻するときに Radiohead の “Everything In Its Right Place” がかかるシーンも、あぁ、いまSF映画を見ているんだ…ということを強く実感させられる。なぜいまこの曲…?と思いつつ、センスなのか単なる好みなのか、とにかく意志をもって選曲しているというのが伝わって、気分が盛り上がる。航空機による小部隊の敵地侵入シーンにこの系統の曲って、意外な組み合わせだけどとても良い。 その後のロードムービー的展開では

    “ザ・クリエイター/創造者” - three million cheers.
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    sakstyle 2023/10/24
    「Simon Stålenhag とか Jakub Rozalsk のイラストみたいなテイストだったりして、とにかくSF的な絵が延々と続いていく贅沢な映画」「キーワードの扱い方がそれぞれ構成的に整理されてる」
  • 『ザ・クリエイター/創造者』はギャレス・エドワース監督の壮大な自主製作映画だった - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    ザ・クリエイター/創造者 (監督:ギャレス・エドワース 2023アメリカ映画) 人類とA.I.が戦いを繰り広げる未来世界を描いたSF映画『ザ・クリエイター/創造者』です。この作品、なんといっても『モンスターズ/地球外生命体』『GODZILLA ゴジラ』『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワースが監督を務めたSF映画だというのが注目のポイントでしょう。 主演を 『TENET テネット』のジョン・デビッド・ワシントン、共演として『インセプション』の渡辺謙、『エターナルズ』のジェンマ・チャン、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のアリソン・ジャネイ、そしてA.I.少女をマデリン・ユナ・ボイルズが演じています。 《物語》近未来、ロサンゼルスを核攻撃したA.I.と人類との戦いは激化していた。作戦行動中にを失った元特殊部隊員のジョシュアは失意の中新たな作戦に駆り出さ

    『ザ・クリエイター/創造者』はギャレス・エドワース監督の壮大な自主製作映画だった - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
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    sakstyle 2023/10/24
    「「絵作りはSFだけど物語にSF性は薄い」と思えてしまう」「美しい自然の風景に武骨な巨大人工物が建造されているという異様さがこの映画の作品世界を十二分に物語っている」
  • 最近ダラ観したDVDやら配信やら - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    『M3GAN ミーガン』 M3GAN/ミーガン (監督:ジェラルド・ジョンストン 2023アメリカ映画) M3GAN/ミーガン ブルーレイ+DVD [Blu-ray] アリソン・ウィリアムズ Amazon 子供たちの友人となるべく作られたロボットが惨劇を引き起こしてしまうというサイコスリラー『M3GAN/ミーガン』を観たが、これが最初の印象を全て覆し想像を上まわるほど素晴らしい出来の作品だった。 人形あるいはロボットが事件を起こしてしまうホラーやSF作品は多々あるが、この『M3GAN ミーガン』はそれらと一線を画すものがあるのだ。そもそもミーガンは暴走などしていない。悪魔だの呪いだの未知の要素によるプログラムエラーによる惨劇というものではないのだ。ミーガンは少女ケイディを守り慈しみ愛情に似た行動を取るというプログラムに忠実に従ったまでであり、であればそれはプログラムした人間側の問題となる

    最近ダラ観したDVDやら配信やら - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
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    sakstyle 2023/09/14
    『M3GAN/ミーガン』「そもそもミーガンは暴走などしていない」「プログラムは愛をトレースできるのか?という物語」「一部人間だが殆どがアニマトロニクスだったというのにも驚いた」
  • WEKO - 立教大学学術リポジトリ