テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ あまりまとめられないのでざっくりと。 絵に描かれたキャラクターについて考えてみましょう。 絵と設定だけでも何となく存在感がありますし、こういうものはストーリーと切り離されたところでも消費や受容の対象になることがあります。 こうしたキャラクター表現は元々マンガが持っている表現手法のひとつです。 ただ、マンガがリアリズム的な手法を採用するにつれ、そうしたキャラクター表現の可能性は無視されてきました。 しかしそうした表現は最近復活し、作品を越えてキャラクターを単体で受容したり、そういう消費のあり方を助長する作品がたくさんあります。 「キャラ」という言葉は以下の二つくらいの意味で使われていると思う。 1.(潜在的にはすべてのマンガ表現に備わっている)キャラクターを絵で描くことで可能になる機能・表現 2. 特定の描かれ方、特定の消費の仕方がされているキ