『レディジュエルペット』八話を見たのだが、「カイエンとリリアンが兄妹だった!」というのはさほど驚きがなかったものの、カイエンがキングを目指す理由をさらっと「ももなと二人だけの秘密」として展開してしまうことで、そんなカイエンの妹であるリリアンがレディジュエルになりたい理由について自然に誘導していたのはさすがに上手かった。 リリアンに視聴者を誘導することで今回のような「リリアンらしくない=素のリリアン」を見せることで、彼女がレディジュエルを目指そうとする理由についても必然的に注意が行くわけなのだが、それに加えて素のリリアン自体が癖は無くいい子で、むしろ普段の姿の方が作られたキャラクターであるように描くことで、彼女はレディジュエルになろうとする理由が今まで欠片も見せてこなかったことが本作が描く物語の重要なもののように見えてくる。 地味だけどこういう積み重ねが物語を引っ張っていく魅力として機能する
Narratives and Narrators: A Philosophy of Stories 5章6章あたりのフレームワークの話がおもしろかったのでまとめる。これまでいろんな箇所を紹介しているが、この本はおもしろい。 Gregory Currie『物語と語り手』3.4「表象の対応」 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ Gregory Currie『物語と語り手』の性格懐疑論 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ Currieはあまり結びつけていないが、フレームワークの話は、フィクションの認知的価値を考える上でも重要な観点だろうと思った。 5. 表出と模倣 5.1. 視点によるフレーミング効果 5.2. 会話、フレーミング、共同注意 5.3. 共同注意とガイドされた注意 5.4. 模倣 5.5. 非現実の模倣 5.6. 標準モデル 補遺 表出と信号の信頼性 6. 抵抗 6.1.
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く