デノンから待望の単体USB-DAC「DA-300USB」(関連ニュース)が登場した。192kHz/24bit PCMと5.6MHz DSDの再生に対応と最新スペックを備え、同社のビット拡張技術の最高峰「Advanced AL32 processing」を搭載。内蔵ヘッドホンアンプにも力を入れるなど、満を持して登場しただけに意欲的なモデルとなっている。本機の実力を高橋敦が検証した。 ■遂にデノンから待望のUSB-DAC単体機が登場 デノンの既存ラインナップでは、USB-DAC機能はCD/SACDプレーヤーと一体化されていた。「重複する機能(回路)を持つコンポーネントは一体化した方が合理的」という面もあり、それはそれでおかしな話ではない。それに、CDを中心としたオーディオからデータを再生するオーディオへの移行の時期と考えれば、両者の再生がひとつのコンポーネントで可能になるということは理に適って