今は無き昔の味というと、小生が忘れられないものに、もう40年前になろうか、京都で過した日々に、食したものがそれである。 以前からブログに書いている洋食屋「のらくろ」もその中に、勿論入るが、「のらくろ」は、嬉しいことにいまだ健在である。 それら食の名店の中、今はもう無くなってしまい、従ってもう姿かたちがなくなってしまい、味の思い出しか残ってない食の名店についての思い出を書いておくことにする。 一つは、木屋町三条の路地を奥に入ったところにあった、中国料理の名店「飛雲」。 今ひとつは、下鴨芝本町にあったグリル「富永」。 最後は、本日取り上げることにした、左京区樋ノ口町のグリル「フルヤ」である。 「フルヤ」に初めて行ったのは、結婚前の家内と一緒だったから、1972年のことだったと思う。 その頃小生は、立ち上げたNOANOAでの・・・ピザとスパゲッティの腕前は相当なものがあったと自負するのだが、所詮