新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が減少している。しかし、感染後に長期間続く「後遺症」患者の増加が懸念されている。発生メカニズムも含めて不明点が多い一方で、国内外の調査結果から少しずつ実態の把握が進んでいる。現状を解説するとともに、後遺症疑いの患者を3000人以上診療してきたヒラハタクリニック(東京都渋谷区)の平畑光一院長に話を聞いた。 4人に1人が半年後も悩む。出やすいのは女性 コロナ後遺症の代表的な症状 コロナ後遺症の症状は、倦怠感や息苦しさ、味覚障害、脱毛、集中力の低下など多岐にわたる。中には1年以上続く例もあり、症状に苦しむ人への対応は急務だ。 今年10月には世界保健機関(WHO)が後遺症の定義を初めて発表。「感染が確認されてから3カ月以内に症状が出て、それが2カ月間以上続き、他の病気では説明できない症状」などとした。 また、国立国際医療研究センターは、新型コロナに感染して回復
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