左から、川本栄一さん、亀井隆平シリウス社長、イクシーの小西哲哉さん。手にしているのはこれまでの試作機=東京都千代田区で2017年2月21日、岡礼子撮影 家電メーカーのシリウス(東京都台東区)は21日、水を噴射しながら汚れを吸い取れるクリーナーヘッド「switle(スイトル)」を発売すると発表した。広島県福山市の男性が老いた親の介護に苦労する妻を見て「手を汚さずに排せつ物を吸い取る機器があれば」と着想し、約20年かけて考案した独自の技術をシリウスが商品化した。 スイトルは、家庭用の電気掃除機のホースに取り付けるだけで、水洗いが可能になるクリーナーヘッド部品。掃除機の吸引力を利用するためモーターは付いておらず、ペットボトル1本分(500ミリリットル)の水が入るタンクから最長約3分間水を噴射しながら同時に吸引し、汚水が掃除機内に流れ込まないようにして汚れを吸い取る。タンクは丸洗いできる。
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