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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (66)

  • 『生きる技術は名作に学べ』/伊藤聡 - 空中キャンプ

    こんにちは。ブログ「空中キャンプ」を書いている伊藤聡ともうします。2004年1月にこのブログをスタートさせていらい6年、とてもうれしいことに、まとまったかたちで文章を発表する機会をいただきました。来年の1月19日(予定)に、ソフトバンク新書から、わたしの初めての著書、『生きる技術は名作に学べ』が発売になります。 出版のきっかけは、ソフトバンク クリエイティブのメールマガジン「週刊ビジスタニュース」に何度か寄稿したことでした。そこでつながりのできたソフトバンクの上林編集者から、今回の話をいただき、企画について打ちあわせを重ねながら、過去の世界の名作を自由に読み解くというこのの執筆がスタートしました。十冊の海外小説を取り上げ、いっけん古めかしく見えるそれらの名作から、生きる技術を発見していこうという趣旨です。 『赤と黒』を書いたのはスタンダールだと知っていても、じっさいに『赤と黒』を読んだこ

  • 2009年の映画をふりかえる - 空中キャンプ

    こんにちは。空中キャンプを書いている者です。みなさんいかがおすごしですか。まもなく09年が終わりますが、年は越せそうですか。わたしのブログでは年末に恒例となっている企画を、今年もおこないたいとおもいます。今年の映画でなにがおもしろかったかをみなさんで投票しあう、そして今年いちばんいい映画はなんだったかを決める、「2009年の映画をふりかえる」です。 今年よかった映画をふりかえる。そしてみんなでほめる。それがこの企画の趣旨です。いただいた意見は、わたしがきちんと集計し、さらにはスパイク・ジョーンズばりのクールなエディットでおもしろくまとめ、のちほど発表したいとおもいます。6年目に入りますが、年々参加者も増えまして、昨年はついに100名を越えました(ありがとうございます)。ちなみに、過去の結果はこのようになっています。 2004年の映画をふりかえる 2005年の映画をふりかえる 2006年の映

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/12/18
    今年は後半、映画館に行くどころでは無かったが、参加なり。
  • 2009-12-15 - 空中キャンプ

    会社の後輩にひとり、洋服のすきな男がいて、わたしが四年前に買ったダウンジャケットを、「くれくれ」とねだってくる。毎年、冬になるたびにねだられる。わたしの持っているダウンジャケットは、ノースフェイスというメーカーのわりといいやつで、五万円以上したものだ。そうかんたんに手放したくはないが、今年の冬もまたいわれた。「最近ノース着てないじゃないすかー。くださいよ」。ものすごいおしゃれ執念である。わたしはついに根負けした。 この数年のあいだに、わたしの服装にもいろいろな変化があった。自分にはダウンジャケットやスニーカー、ジーンズといったアウトドア系のファッションが似あわないという事実を再確認し、服装の方向性を変えたのだ。わたしはほんとうに、ジーンズ姿がださい男になってしまった。だから正直、ノースのダウンも年に一度か二度、ほんとうに寒いときに着るだけになった。わたしがダウンジャケットを着ると、雪かきを

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/12/15
    すごい美人の女性ファンいますよねえ?全然デートとかしてないんすか?
  • 今週末の文学フリマ告知! 2009-12-03 - 空中キャンプ

    次の日曜日(12/6)、大田区蒲田にて、文学フリマという催しものがおこなわれます。わたしは、映画批評同人誌 “Bootleg” に参加しています。この同人誌は執筆者がちょう豪華で、現役の映画監督、プロ映画ライターをはじめとする実力派から、謎の農主義者まで多数が参加しております。最初から最後まで映画のことだけがびっちり書いてある、とてつもないなので、ぜひ読んでみてください。わたしはふたつ記事を書きました。ひとつは、トム・ハンクスの初期作品、『ビッグ』について。もうひとつは、『ロミーとミッシェルの場合』というコント映画についてです。 会場までのアクセス それで、わたしは当日、お知らせちらしを配布するのですが、それにくわえて、もうちょいなにかできないかということになり、”Bootleg” 主宰の侍氏に相談させてもらい、前回の文学フリマで販売した短編小説集、『下北沢の獣たち』のCD-ROM版を

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/12/04
    みんな買うのだ!
  • 『脳内ニューヨーク』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。チャーリー・カウフマン初監督作品。ついにメガホンを取ったチャーリー・カウフマン、個人的にもかなり期待してでかけましたが、予想を超えるめんどくささ、ややこしさが満載で、さすがこの人はひと味ちがうなと感心しました。この映画をもし三島由紀夫が見たら、「チャーリー・カウフマンは毎朝、乾布摩擦をした方がいい」と忠告するのではないか。なんだかそんなことをおもいました。主演はフィリップ・シーモア・ホフマンで、あいかわらずすばらしい演技でした。 ほんらい脚家であるチャーリー・カウフマンは、「語ることについて語る」タイプの作者である。脚家としての資質もあるのだろうが、彼の作品はおおむね、「ストーリーを語るとはどういうことか」について、メタ視点を導入する構造を持つ。一度、語る対象をつき離して、それらを客観的に眺めつつ取りだしてみせるメタ視点は、この作家の大きな特徴のひとつでもある。『アダプテーシ

  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20091109

  • 2009-11-09 - 空中キャンプ

    こんにちは、空中キャンプを書いている者です。人びとがこぞってヒートテックを買い求め、ユニクロで大行列するこの季節、わたしは、侍功夫氏主宰の映画同人誌、"Bootleg" の立ち上げに誘っていただき、参加しました。執筆者は、職の映画監督やプロのライターといった格派ぞろい。まだ他の方の原稿は見ていないのですが、きっとおもしろい内容になっているハズです。詳しい内容はZKRでチェック! 編集長、侍功夫さんのブログ 執筆者は、侍功夫さん以外にも、古澤健さん(ふるにゃん)、真魚八重子さん(やえこ)、破壊屋ギッチョくん(もてもて君)、とみさわ昭仁さん(飲み会で僕の話をあんまり聞いてくれない)、永岡ひとみさん(さわやか女子)、マトモ亭さん(農主義者)と豪華です。ここにわたしも参加しました。かなり豪華な布陣ではないでしょうか。いままで知らなかったたのしい映画の世界が広がる、おもしろいになっていると

    2009-11-09 - 空中キャンプ
    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/11/09
    あ、アタリです・・・
  • 『スペル』を見たゼ!- 空中キャンプ

  • これはわたしのせいなのか - 空中キャンプ

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/10/20
    あだ名は『うどん火災』に決定。
  • [映画]『しんぼる』を見たゼ! - 空中キャンプ

  • 私たちまだ死んでない - 空中キャンプ

    サリンジャーは、「ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー」という、それだけですぐにユダヤ系だとわかってしまう名前を隠すために、ずっと、JDサリンジャーと名乗っていたのだという。かくいう私も、ちょっとだけそれに似た理由で、たかこ BLと名乗っている。BLがなにを略しているのかを、私は口にすることができない。だから私は、行儀のいいタクシー運転手みたいに、余計なことをいわず、どこへいってもできるだけおとなしくしている。 私たちの日での生活はいくぶんきゅうくつだ。いつも、誰かに見つかってしまわないかとそればかりを心配している。三者面談のときには、お父さんにきちんとひげをそってスーツを着てもらうようにおねがいしなければいけなかった。「ちゃんとしたスーツを着てね」と私はいった。「なるべく原理主義者っぽくないやつ」。お父さんは肩をすくめて、「わかってるよ。俺は三者面談にはターバンを巻いていかない主義な

  • 2008-10-05 - 空中キャンプ

    二週間ほど前になりますが、伊集院光のラジオで、彼が、映画『隠し砦の三悪人』を見たという話をしていた。今、BSで黒澤作品を再放送をしているらしく、たまたま見たということなのだが、「これが不動のおもしろさ」「めちゃくちゃおもしろい!」と絶賛しており、興味が湧いたわたしも、同作品*1をあらためて見直してみました。そこで感じたのはなにより、太平と又七というふたりの登場人物、その役割設定のうまさでした。 ちょう有名な映画で、批評もたくさんあるし、今さら、過去にさんざん出尽くしたようなことを書くのは恥ずかしいのですが、見ていたら「なるほどそうか」と唸ってしまうような演出、技法がたくさんあって、いつものクセで、手帳にメモを取りながら見ているうちに、それを発表したい気持ちが抑えきれなくなりましたので、恥をしのんで書きます。よく知られている映画でも、見る機会って意外にないとおもいますので、未見の方も、すでに

    2008-10-05 - 空中キャンプ
  • 他人の頭のなか - 空中キャンプ

    携帯電話の画面を他人から見えないようにガードするシールについてどうおもうかは、人によって意見の分かれるところである。人は弱さゆえ、ふと気がつくと、携帯の画面を隠すシールを買い求めてしまう。他人の視線が気になるのはやはり電車だが、たとえ携帯の画面を見られたところで、しょせんは知らない人だし、見られたからどうなんだとおもうこともある。しかし同時に、自分がこれから送ろうとしているメールの内容などを他人に見られるとなんだか恥ずかしいという気持ちも理解できる。 誰でも一度は、「きわめて深刻な内容のメールを送受信している他人」を目撃してしまったことがあるのではないか。わたしにもある。痴情のもつれと表現するしかない、かなりきわどい内容のメッセージを異性に送信しようとしている人を電車内などで見かけると、その送信待った! と心で悲鳴をあげてしまう。それほどに深刻で、愉快のかけらもないメールを送ったところで、

  • 『レスラー』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。初日。ちょうさいこう! すばらしかったです。完全に打ちのめされて、ふらふらになりながら劇場を後にする。とてもいい映画でした。ミッキー・ロークも、自身の半生を重ねあわせるような役柄がみごとなリアリティをもたらしていた。とても立体的に、ひとりの人間のかたちが描かれ、そこにある孤独や苦悩が伝わってくる。途中からは涙が止まりませんでした。 われわれは、たくさんのものごとを失いながら生きていくことを受け入れなくてはならず、だからこそ、この映画の主人公は観客ひとりひとりの姿でもあり、まるで鏡のようにわれわれ自身を写しだす。取り返しのつかない失敗や、ひりひりするような孤独、失ってしまった信頼。主人公には、どんなに苦しいことがあっても、それを相談できる相手がおらず、たったひとり、会話のできそうなストリッパーの女性のもとにでかけていっては「客と個人的な接触はできない」とすげなく断られてしまう。かつ

    『レスラー』を見たゼ! - 空中キャンプ
    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/06/13
    泣けたね。
  • 変なおじさんだから - 空中キャンプ

    あらためて、志村けんのコント「変なおじさん」を見てみると、それはずいぶんふしぎな展開のしかたをすることに気がつく。なにしろ前ふりが長いし、そのわりにはオチがあっさりしすぎている。たとえば、4分30秒のコントのうち、変なおじさんがせりふをいったり、踊ったりする時間は、15秒ていどしかない。その奇妙なバランスが解せないのだ。 くわえて、そのせりふや踊りというのも、何年ものあいだいっさい変えられていない。変なおじさんは、与えられたほんの15秒ていどのあいだに、毎回まったく同じせりふをいって、同じ踊りをする。変なおじさんは、自らの言葉で独立した思想を語ることを禁じられた、なんらかの象徴、アイコンのような存在だ。なぜ志村けんはここまでがまんできるのだろうとわたしはおもう。たいていの場合われわれは、言葉によってストーリーを前進させる欲求、キャラクターが物語を牽引する快楽に抗えない。変なおじさんになにか

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/06/10
    志村けんのことを考え始めると1日があっという間だ。
  • 『チェイサー』を見たゼ! - 空中キャンプ

  • 2009-05-17 - 空中キャンプ ■大田区からサンテック・シティへ

    5月10日 わたしはこの日、大田区でおこなわれた文学フリマという催しものに参加しました。ミニコミ、同人誌販売のイベントである。生まれて初めて自分でを作り、それを売ろうというのだ。数ヶ月前から原稿を書きため、せっせと小説を書いてきた。書いては直し、また書いては消し、をくりかえしてようやく完成させました。誰も買ってくれなかったらどうしよう、という不安を胸に、会場へと向かう。最寄りである蒲田駅を降りると、それらしき人たち(なぜかわかる、同士の匂い…)が向かう人の流れがある。地図もろくに確認せずに、その流れに身をまかせて数分ほど歩くと… ここだ! 今日ここでわたしはがんばってを売るのだ。まずは入口で受け付け、そして設営をおこなう。印刷会社から会場へ、は直接届いており、わたしもここで初めて実物を手に取り、そのできあがりを見る。表紙を担当してくれたフキン君のがんばりもあって、とてもキュートなしあ

    2009-05-17 - 空中キャンプ ■大田区からサンテック・シティへ
    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/05/18
    ガーライオンかっこいいなあ。でも「ガー」は強い感じだからマイルドに「マー」とすると人気出ると思うよ。
  • 文学フリマ終了しました - 空中キャンプ

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/05/11
    侍功夫もよろしく!
  • 昨年の手帳 - 空中キャンプ

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/05/08
    ボクは会議中のメモが市松模様だけの時がある。もう言葉で考えてさえいない。
  • あたらしい婚活 - 空中キャンプ

    トルーマン・カポーティの小説に、死んだの墓参りのために墓地を訪れた男性が、ふとしたきっかけから、たまたまその墓地にいた女性と会話になるという短編がある。墓地で見知らぬ女性から声をかけられるという状況にとまどう男性。作品を読み進めると、それは「を早くに亡くし、お墓参りにきている独身男性」をターゲットに声をかけ、結婚へ持ち込むべく婚活中の女性であった……ということがわかる。 これは、自分の目標に向かってターゲットをいさぎよく絞りこんだ、なかなかいいアイデアではないかとわたしはおもった。自分がなにを求めているかがはっきりしていなければ、こうした行動は起こせない。墓地という場所の選択にも意外性があっていい。短編では、女性のほんとうの意図があからさまになってしまい、婚活は失敗するのだが、こうしたアイデアはさまざまな場面で活用できるのではないだろうか。 弁護士を狙うなら、裁判所の近くにある定屋さ

    samurai_kung_fu
    samurai_kung_fu 2009/04/07
    叶姉妹.comにアクセスしたい。←なんかやらしい