2022年3月18日8:00 ルールが継続して改善され続ける フィードバックループを構成 このようなカード不正利用に対して、ヤフーがどのような取り組みをしてきたのか。本題に入ってまいりたいと思います。 ヤフーではAIを活用した不正検知システムを使って不正対策をしておりますが、特徴的なポイントが3つあります。システムと人の両軸で行う判定フローであること、審査・分析・開発が三位一体の体制であること、そして、ルールと機械学習が融合した不正検知システムであることです。 不正検知の方法は、システムによる判定と、人による判定の両方を組み合わせた判定フローになっています。システムは独自開発によるもので、すべてのトランザクションがこれによって判定されます。判定は基本的にルールベースで行われ、ルールは専用のWebツールで管理しています。人による判定では、システムで判定しきれなかったものを、目視によってチェッ
AIが用いられる分野は多岐に渡っており、医薬品の候補分子の探索にも用いられています。この医薬品開発AIを悪用することで、6時間で4万種のもの化学兵器候補分子を探索可能とする衝撃の研究結果が発表されました。提示された候補分子の中には神経ガス「VX」を上回る毒性を持つものも存在していたとのことです。 Dual use of artificial-intelligence-powered drug discovery | Nature Machine Intelligence https://doi.org/10.1038/s42256-022-00465-9 AI suggested 40,000 new possible chemical weapons in just six hours - The Verge https://www.theverge.com/2022/3/17/2298
20年間、日本科学未来館の科学コミュニケーターとして活躍した「ASIMO」。2022年3月31日をもって未来館を卒業することとなった。日本科学未来館では、特別実演を含めたイベント「THANK YOU ASIMO! ~未来館卒業おめでとう」を3月末日まで開催している(特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」とは別展示)。 ASIMOがこれまで実施した実演回数は1万5571回(2022年1月末時点)にのぼる。実演では、ロボットとともに暮らす未来をイメージできる動作など、自らの機能を活かしパフォーマンスを披露してきた。 未来館卒業にあたり、20年間ともに歩んできたASIMOに感謝の気持ちを込めて、3月17日に「未来館卒業セレモニー」が行われた。3月18日から公開が始まるラストを飾る特別実演のほか、20年間の未来館での活躍に感謝を込めて、館長の浅川智恵子氏より感謝状の贈呈が行われた。
医薬品の開発において,患者報告アウトカム(Patient Reported Outcomes; PRO)と呼ばれる,患者自身による主観的な評価が活用されています. PRO の有力な情報源として,闘病ブログ等,患者自身が作成した Web コンテンツの活用が期待されています. 本データセットは,医薬品の奏功情報を文脈付きでアノテーションした初めてのデータセットです. 患者が作成したブログ記事をクロールし,そこで報告されている医薬品の奏功情報についてアノテーションしました. 具体的には,奏功情報を記述するスパンを特定し,関連する薬剤名,症状を表す標準コード(ICD-10, MedDRA),効果の種類を示すラベルをアノテーションしています. 本データセットについての詳細は下記の文献をご参照ください. Yuki Arase, Tomoyuki Kajiwara, Chenhui Chu. 2020.
自社のクラウド環境に侵入され、データベースから経営に欠かせないデータを持ち出される。バックアップも消され、データを取り戻したければ、身代金を支払うよう要求される──企業にとって絶対に直面したくない事態の一つだ。しかしこのシチュエーションをあえて再現し、訓練という形で自社のCEOに身代金まで要求した企業がある。クラウド会計サービスを提供するfreeeだ。 freeeは2021年10月、標的型攻撃とランサムウェアを組み合わせたシナリオを基に全社的な訓練を実施。AWS上のDBからデータを盗み出し、バックアップを消した上で、自社のCEOに社内SNSを通して身代金を要求したという。訓練を主導したのは、製品やサービスのセキュリティ向上を目指す社内組織「PSIRT」だ。 訓練を実施した背景には、情報システム部などのIT部門だけでなく、経営層まで巻き込みたい考えがあったという。同社のPSIRTが取り組んだ
登大遊氏、日本は「超正統派」のICT人材を育成すべき。そのために、自由な試行錯誤を許容するインチキネットワークの普及に取り組む(中編)。JaSST'22 Tokyo 2022年3月10日と11日の2日間、ソフトウェア業界のテスト技術力の向上と普及を目指すイベント「ソフトウェアテストシンポジウム JaSST'22 Tokyo」がオンラインイベントとして開催されました。 イベントの最後には、招待講演として登大遊氏による講演「世界に普及可能な日本発の高品質サイバー技術の生産手段の確立」が行われています。 この記事ではその講演の内容をダイジェストで紹介します。記事は前編、中編、後編の3つに分かれています。いまお読みの記事は中編です。 正統派と超正統派 今日お話するのは、「正統派」と「超正統派」という概念です。 正統派というものは人の作ったクラウドを使う。これはもう十分に育成できると思います。 そし
『システム運用アンチパターン ―エンジニアがDevOpsで解決する組織・自動化・コミュニケーション』 Jeffery D. Smith 著、田中 裕一 訳 2022年4月12日発売予定 352ページ ISBN978-4-87311-984-7 定価3,520円(税込) 上層部がDevOpsに理解のない組織で働き、組織構造を変える権限を持っていない開発者であっても、チームにDevOpsを導入するための現実的な方法を紹介します。 重厚な承認プロセス、可視化されていない運用、プロセスの最後でのみ行われるソフトウェアテスト、ノイズだらけのアラート、インシデントから学習しない習慣、時間外のデプロイ、情報のため込みなどを取り上げ、ソフトウェアシステムの開発運用が滞るチームや組織に共通してみられる陥りがちな状況や犯しがちな間違いをアンチパターンとして紹介します。そして管理職やマネージャでなく、エンジニア
On 20th May 2021 Google held its developer conference I/O and announced a new algorithm for their search engine: MUM, a Multitask Unified Model [1]. For the last two years, BERT was the underlying model for their search engine. BERT was a breathtaking release and was state-of-the-art until now, until MUM came. The algorithm BERT changed a lot in the field of NLP and was applied in thousands or eve
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