NHK 大河ドラマ「真田丸」(作:三谷幸喜/毎週日曜 総合テレビ午後8時 BSプレミアム 午後6時) 12月18日放送 第50話 演出:木村隆文 有働さんに司馬遼太郎「関ヶ原」を朗読してほしい 内記「早蝉ですなあ」 作兵衛「今年は陽気がいいんで先走ったやつが出てきたんでしょう」 信繁「ではわたしもひとつせわしなく鳴いてくるか」 うーん、かっこいい! ただただ面白かった。 大坂夏の陣、豊臣と徳川の決戦、真田幸村(堺雅人)の最期の1日を一気に見せた最終回。ドラマの最初と最後は、信之(大泉洋)と本多正信(近藤正臣)が締め、それ以外は、豊臣軍と徳川軍の状況を交互に見せながらノンストップで戦が進んでいく。 この構成は一幕ものの舞台が原点であり最も得意とする三谷幸喜の真骨頂だ。 効果的だったのは有働由美子のナレーション。5月7日の早朝から幸村が家康と対峙して、安居神社まで逃れるところまで、要所要所