Symantecは5月にアンチウイルスの死を宣言し、そこから利益を得られるとは考えていないことを明らかにしている。競合他社からは追随する意見もあれば、無料でメディアの注目を引きたいだけではないかという意見もあった。報道ではアンチウイルスの効果が非常に低いことを示すデータが数多く出ている。特筆すべき例としては、アンチウイルスソフトウェアがスパイウェア「Zeus」の亜種の40%しか阻止できないというデータもある。マルウェア作者とセキュリティー企業の戦いは終わることはなさそうだ。 一方、専門家の意見では、アンチウイルスソフトウェアはかなり前から低調であり、驚くにはあたらないといったものもある。実際、アンチウイルスソフトは万能薬ではない。残された疑問は、アンチウイルスは現在のセキュリティーソリューションでどのように機能すべきなのかという点だ。保護の重要な部分となるべきなのだろうか、わかりやすい脅威