記事がバズりSNSで大量に拡散され、満を持して(?)“予約4,000人待ち”の話題のシェフ、ジョナ・レイダー(23)を日本に呼んだ我々HEAPS。学生時代から大手紙にも注目と賞賛をシャワーのごとく浴び続けた彼のダイ二ング体験とは、果たしてどうだったのか。一言で言えば、さらに予想を裏切るものだった。 「あれ、料理も結構任せるんですね」 「ねえ、君だったら栗、どう料理する?」「まず、蒸すかローストするかの調理法があるけど。殻ごとローストしたり、蒸してローストしたり。どうする?」「いや、君はいつもどう調理してるの? ぼくは、いつも君がやっている方法が知りたいんだ」「いつも殻をむいてから蒸してる」「よし、じゃあそれで!」 自身のソーシャルダイニング・Pith(ピス)を東京で行うためにやってきたジョナ・レイダー、買い出しから調理まで、だいたいこんな調子だった。信じられるのは自身の経験、そしてそれに基