ここのところの汗の量が普通じゃない。こんなに汗かく体質じゃなかったと思うんだけど、それはもう凄い。シャツの色が変わって仕方ない。例えば今なんか群青色のシャツを着ているのだけれど、紺と群青の迷彩柄になって行っている。刻一刻と。 皮膚に感覚を集中すると、汗の雫が体を伝って行くのがわかる。幾筋にも分かれて流れて行くそれは、いつか観た「君の名は」の流星群を思い起こさせる。不快指数のティアマトである。ドライフィットだか、エアリズムだかを着てはいるが、存分に水分を吸ってスキンフィットのピタリズム。勘弁してくれと思う。 今日東京は37度を記録しているという。確かに暑い。しかし、今年の夏は29度でもとびきり暑い。ひとえに湿度だろう。冷房の部屋から外に出た瞬間にメガネが曇る。天然のサウナが広がる東京砂漠。温室効果ガスを出さない生活を云々と小学生のころのゆとり教育で習ったものだが、もう手遅れ感が凄い。ここは既