地中海とアラブ。2つの食文化が交錯する北アフリカのチュニジアには、手軽に作れて美味しいチーズ料理があります。 前回のチーズ入りオムレツ「タジン」に続き、日本の家庭でもできるチーズを使ったチュニジア料理を2品ご紹介します。 「タジン」が鍋じゃなくてチーズ入りのオムレツ!?知られざるチュニジアの美味 マカロニではなく「マカルーナ」 チュニジア料理では、トマト、オリーブオイル、ニンニクが欠かせません。つまり、イタリア料理にとてもよく似ているのです。 この「マカルーナ」とは「マカロニ」のこと。家庭によって使うパスタは違いますが、日本で主流のペンネより、貝殻の形をした「コンキッリェ」のちょっと大粒のものが人気です。 材料もほとんどイタリア料理と同様のものですが、チュニジアのマカルーナには一つ大きな特徴があります。 それは「ターメリック」を使うこと。そんなに強い風味はないのにスパイスがほんのり香り、チ