4/8の記事「この文章は面白いか面白くないかのいずれかだ」の続きです。先にそっち読んでもらえると。 これから書く文章はたぶんにプレローマ的。プレローマって何かってのはこれから説明します。言葉のちゃんとした定義とかあまり重視しないんで、勘で読んでください。 むかーし読んだベイトソンの本*1に出てきたプレローマとクレアトゥーラという概念を用いて説明します。ググるとプレローマは「力と衝撃の粗野な世界」、クレアトゥーラは「差異と区別なしには何も語り得ぬ世界」というような定義がでてきました。混沌と秩序と言ってもいいかもしれない。わたし的に言えば、ありのままの宇宙がプレローマ、プレローマを人間が言葉で捉えたものがクレアトゥーラです。 さて、「この文章は嘘である」ですが、こういうものはクレアトゥーラの世界でしか成立しません。「命題の真偽」「嘘」「矛盾」などという概念は、プレローマ(ありのままの宇宙)には