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hobbitonに関するsap0220のブックマーク (6)

  • 縁は異なもの - 双六二等兵

    |徒然| |若旦那| 師走の身の上に青天の霹靂。急転直下。寝耳に水…は、ちと違うか。兎にも角にも。結論から申し上げると、日拙宅に、みなしごのチビがやって来たのである。我が最愛の爺が彼岸へと旅立ってから、未だひと月も経たぬと云うのに、何故唐突に斯様な運びとなったのか。それが実に不可思議と云うのか、必然の偶然がもたらしたよな話なのである。 そもそもの事の発端は、二週間ほど前。Mさんと云うお宅の裏手で、母を失った野良の子三匹が身を寄せ合って居たのを、Mさんの奥さんが見付けたことに始まる。暫く様子を窺って居たところ、程無くその内の二匹が衰弱死。一匹だけが残されてしまったことに、Mさんの奥さんは大層心を痛めた。しかしこのお宅、ご夫婦揃ってのアレルギー。家で飼ってやりたいのはやまやまなれど、それは無理だと云うので、雨の当たらぬ軒下へ、段ボールなどで寝床を拵え、其処で餌を与えて世話をしながら

    縁は異なもの - 双六二等兵
    sap0220
    sap0220 2011/12/10
    ピピン。良い名前!
  • 活動日誌(終) - 双六二等兵

    |雑記| そろそろ自営業メンバーたちの仕事が再開することも在り、一先ずは日をもって我々の活動も終了となる。事務所は一旦閉まるが、これから先も暫くは残務整理や物資の管理などが続く予定。ライフラインが全面的に復旧し、瓦礫が撤去され、人々の衣住が次第に整いつつある現在、震災直後の第一段階を目的とした我々の役割は、我々なりに果たしたと思う。後は、行政によるインフラの復旧整備等に移る段階だ。 数日前、会長が市長よりボランティア活動への協力を受けて来たことは、既に書いたと思う。しかし、市長の意志 (外に出して貰えんらしい) と課長連のそれとは違ったようで、いざ蓋を開けてみれば、役所から回される仕事は、災害による瓦礫等を集積場に運搬しろだの、屋根に上ってブルーシートを張れだの。挙句の果てには、集積場に山積みの瓦礫を重機で移動しろだの。来ならば、市が指定業者に依頼するよな内容ばかり。*1我々は確かに

    活動日誌(終) - 双六二等兵
    sap0220
    sap0220 2011/03/25
    怠慢なお役人と現場ボランティアの軋轢、困惑、徒労感。しかしお疲れ様でした。これからもがんばってください。
  • 活動日誌(2) - 双六二等兵

    |雑記| 店の片付けをした後、昼過ぎに事務所へ行くと、役所の物資仕分けを手伝いに行って居たメンバー数名が、丁度戻って来たところであった。高校生の女の子が、カリカリして居るので話を聞くと、役所の職員の手際があまりにも悪いので、思わず指導してしまったと云う。「もう、最後にはキレちゃいましたヨ!」 女子高生に指導される大人。話によれば、今回の仕分けは、独居老人に限定された物資配給のためだけのもので、今日の作業は物資の幾つかを袋に詰めるだけ。翌日、市内の独居老人の所在を地図に落とした後、明後日から配り出す予定なのだ、と云う。いやはや、何とも悠長な…。しかも、その袋詰めの作業ですら、自らの裁量でてきぱきと仕切れる人材が居らず、何れの職員も現場での判断にに欠けるため、作業自体が極めて非効率的なのだ、と云う。「どうして職員がもっと効率良く動けないのかなぁ。あの人数であの程度の作業なら、さっさと終わるって

    活動日誌(2) - 双六二等兵
    sap0220
    sap0220 2011/03/21
    精鋭たちの草の根活動誌。そう、愛想が何より。がんばって。
  • 活動日誌 - 双六二等兵

    |雑記| 市民ボランティア発足三日目。我々は市が管理するボランティアではない。あちらが十分に機能しないことに痺れを切らした市民有志が、あくまでも自主的に全くの手弁当で活動して居るのだが、社協の募集に個人で登録をしたものの、何やら埒があかないと云うので、より自由に動けるこちらの事務所へ移って来た人も居る。とは云え、市の災害対策部と連携しながらの活動である。会長が市議と云うこともあり、部との頻繁なやり取りの殆どを会長が執り行って居るが、部は何かと対応が遅く、結局はこちらで判断して独自に動いて居るのが実情。主だった活動内容は、崩落して通行の妨げとなったままのの石塀を、路肩へ寄せるなどの力仕事や、地震で滅茶苦茶になった家財類の片付けが困難な高齢者の手伝い、地域への声掛けや見回りなど。又、部からの話では、人出は足りて居る、物資も足りて居るとのことなのだが、それはあくまでも避難所の中だけの話で

    活動日誌 - 双六二等兵
    sap0220
    sap0220 2011/03/20
    現場での奮闘と細かな苛立ちが匂い立つ。がんばって下さい。
  • 誰も知らない - 双六二等兵

    |縷々| 偏屈の強情張りが、不器用なりに 差し出した手は、さっと払われた。 一度目も。二度目も。云い訳は、 言葉になる機会を与えられぬまま、 目の前で只、ぴしゃりと冷たく閉ざされた。 そもそも、云い訳は只の云い訳なのだな。 己で自身の無能を重々知りつつも、しかし それをまともに噛み締めてしまったら、 どうして笑って生きられよう。だから。 しらばっくれて、知らぬふりをすることで。 私には何か。私でなければならぬ理由が在ると、 そう想うことで、今までを過ごしてきたんだ。 あなたはどうしようも無い人間だと、敬意を払う 価値の無い人間なのだと、冷やかな目に 言葉無く云われたよな気がしてさ。けれど。 確かに私は、どうしようも無く愚かな人間かも 知れないけれど、それでも。ほんの僅かでも 構わないから、小さな敬意を払って欲しかった だけなんだ。私の度量は大きいどころか、実に ちっぽけで。容易く赦せたなら

    誰も知らない - 双六二等兵
    sap0220
    sap0220 2010/03/05
    すでに、遠くへ行ってます。だから帰ってきてください。そして、おいしいコーヒーを淹れて下さい。
  • 夕立 - 双六二等兵

    |日々| 開け放った昼の窓から、すうと一つ風が入り込んで、 微かな気配に鼻をくんとやると、みっしりとした 積乱雲が雨を連れて来た。照りつけるお天道様で 熱く焼けた路面から、むうと埃ぽい匂いが立ち昇る。 うん、嫌いじゃないんだ。この匂い…。*1 FMラヂオからはドビュッシー。 涼やかな旋律。跳ねるよに。 珈琲を淹れてひと休みした後、掃除などして過ごす。 日の長い夕刻に外へ出ると、空の低いところから くぐもった雷の唸る音がする。 そろそろ一雨、ざあと来るか。 使いの帰り道は案の定、暴れる夏の夕立に出くわして、 突っかけた駒下駄の歯を前倒しに小走りする。 傘はさしたけれど。嗚呼、ぬれてしまったなぁ。 *1:長屋のご近所さんに、まったく同じことを想った人が居たよ。嬉しい。

    夕立 - 双六二等兵
    sap0220
    sap0220 2009/07/28
    はっぴいえんどとかせきさいだぁが頭をぐるぐる巡るような「夕立」です。
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