七月三十一日に向けて時限爆弾が刻々と時を刻んでいる。 厚生労働省は、生後二十ヶ月以下の牛のBSE検査に関して、自治体への検査費用の補助を七月末で打ち切る。 しかし、自治体からは補助の継続を望む声が強い。 食の安全がクローズアップされ、また一方で食品の価格引き上げが続く中で、食の安全に関する科学的、合理的な決断が求められている。そして、その決定を消費者にわかりやすく、きちんと説明する必要がある。 結論から言うと、二十ヶ月以下の牛のBSE検査は科学的には意味がない。やってもやらなくてもリスクは変わらない。が、それをやるために税金が投入されている。だから、やめるべきだ。 七月末は、いい機会だ。 二十ヶ月以下の牛のBSE検査にかかる費用でマッサージ機が何台も買える。同じ税金で、片やマッサージ機を買うと非難されるのにそれが何台も買えるだけのお金で無意味なことが続いても、誰もそのことについて触れない