「戦場変えた米テック2社」我が国では世界トップレベルのソフトウェア企業の米パランティア・テクノロジーズの知名度は低い。 だが、最近になって同社最高経営責任者(CEO)のアレックス・カープ氏の名前が主要メディアで散見するようになった。 日本経済新聞(2月21日付朝刊)7面オピニオン欄に英誌エコノミスト(2月18日号)の記事を翻訳した「戦場変えた米テック2社」が掲載された。同記事の触りを紹介する。 《……カープ氏は大胆にも自社は、ウクライナ軍が敵に狙いを定める方法を変え、テロとの戦い方も一変させたと語る。加えて、自社の膨大なデータを解析するソフトは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)中に何百万人もの命を救ったとも言う。この全部が真実と言えないかもしれないが、パランティアが戦場でも北大西洋条約機構(NATO)の情報網の一部としてもウクライナを支援していることに、ほぼ疑いの余地はない》。 同誌
政府が来年の通常国会への提出を目指す経済安全保障推進法案で、機微技術の情報などを共有する民間に対し、情報漏洩(ろうえい)に関する罰則を設ける方向で検討していることが分かった。官民が連携して取り組む施策で民間に罰則を導入するのは異例だが、情報管理を厳格にして中国などへの流出を防ぐ必要があると判断した。複数の政府関係者が28日、明らかにした。 政府は経済安保推進法案の4本柱の一つに「官民技術協力」を掲げる。官民が持つ技術情報を活用し、経済安保分野の中核となる人工知能(AI)や量子技術などの先端技術を育成・支援する枠組みだ。 実施に当たり、政府が保有する機微技術の情報や政府の目指す方針などを民間に伝える。特定秘密に指定された情報などについては官民ともに秘密保持に関する罰則が伴う。一方、そこまでには至らない情報の取り扱いの場合、政府側の職員は国家公務員法の守秘義務違反などに問われ、罰金や懲役といっ
「視察」「ヒューミント」「エス」… スパイの摘発や機密情報の流出などの捜査、それに各国とのさまざまな情報戦に対応する「外事警察」の中で使われる専門用語です。 外事警察はほとんど表に出ることはないまま極秘の任務を遂行し“影”で国の安全保障を支える秘密のベールに包まれた組織ですが今回19年ぶりに組織の再編が行われることが明らかになりました。その背景に何があるのか、迫ります。 (社会部 警視庁担当記者 古川賢作) 警視庁公安部に設置されている外事部門。およそ300人の捜査員が配置され、警察庁外事情報部とともに日本の外事警察の司令塔的な役割も果たしています。 現在の体制では、外事1課、外事2課、外事3課があり、それぞれ対象となる国などが決まっています。 外事1課はロシアを中心として旧共産圏を長く担当してきました。 2課は北朝鮮や中国などアジアを担当しています。 3課は比較的新しく2002年に設置さ
政府が来年度に、盗聴やハッキングを不可能にする「量子暗号通信」の宇宙空間を利用した実用化に向け、研究に乗り出すことがわかった。 2022年度に衛星などを利用して量子暗号でやりとりする実証実験を行い、27年度までの実用化を目指す。機密保持の観点から軍事大国間の競争が激化しており、6月には中国が宇宙での基礎実験に成功したと発表。民間の通信の秘匿だけではなく、在外公館や遠隔地の艦船や航空機など、外交、安全保障分野での利用も期待できる。 量子暗号通信は、量子力学の性質を応用した技術だ。地上から指示を受けた衛星が、「鍵」の情報をのせた光の粒(光子)を、地上にいる送り手に伝達。送り手は鍵を用いてデータを暗号化して送信し、受け手は衛星から共有された鍵を使って解読する。鍵は1回ごとに廃棄され、盗聴しようとすると痕跡が残るため安全性を確保できる。
月142万円で結ばれた契約1月29日付のイギリス高級日曜紙サンデー・タイムズは、英シンクタンク「ヘンリー・ジャクソン・ソサイエティ(HJS)」が昨年前半、政治コンサルタント・PR会社(ロビー会社)とともに在英日本国大使館に、月1万5千ポンド(約212万円)で「コミュニケーション戦略」を持ちかけていたと報じました。 同紙によると、戦略の目標は「日本の問題を(サンデー・タイムズ紙やデーリー・テレグラフ紙、ガーディアン紙、エコノミスト紙を含む)イギリスの主要なジャーナリストや政治家のレーダーに引っ掛からせる」ことと「関心を持って関与する(下院外交問題特別委員会のメンバーを含む)ハイレベルの政治家をつくり出す」ことでした。 HJSとロビー会社は「中国の拡大主義が西側の戦略的利益に与える脅威に焦点を当てることになるだろう」と提案していました。さらに「中国の投資がイギリスの抱えるインフラ問題に対する答
動画 文生書院様より『山本武利著作集』全10巻が刊行されることになりました。 それを記念し、山本武利理事長のインタビューを数回にわたりお届けいたします。 なお、著作集の詳細につきましては文生書院様HPもしくはこちらをご覧ください。 ⑥木下順二と検閲New! ④20世紀メディア情報データベースの作成とプランゲ文庫、母について ②資料としての古書探索と著作集の編纂方針について 第一巻 近代日本のメディアⅠ(2026年7月刊行予定) 第二巻 近代日本のメディアⅡ(2026年11月刊行予定) 第三巻 広告Ⅰ(2027年3月刊行予定) 第四巻 広告Ⅱ(2027年7月刊行予定) 第五巻 戦中インテリジェンスⅠ(2027年11月刊行予定) 第六巻 戦中インテリジェンスⅡ(2028年3月刊行予定) 第七巻 米国の対日工作(既刊) 第八巻 占領期Ⅰ(2025年12月3日刊行) 第九巻 占領期Ⅱ(2026年3
安全保障関連法案の国会提出が今月中に予定される中、米中央情報局(CIA)のように海外で活動する情報機関の必要性が政府・自民党内で浮上し、水面下で議論が始まっている。必要論がなぜ出たのか、具体的にどのような組織が考えられているのか。インテリジェンス(国家の情報収集活動)に詳しい防衛省防衛研究所戦史研究センターの小谷賢・主任研究官に聞いた。【聞き手・青島顕】 −−なぜ、対外情報機関の必要性が議論されているのでしょう。 ◆(1)外交政策や自衛隊の海外活動への貢献(2)東京五輪などを念頭に置いた国内テロやサイバー攻撃への対策(3)シリア日本人殺害事件のようなケースを想定した海外での日本人保護−−この3点を実現するため何が必要か考えなければならない。その観点から、対外情報機関を作るのか、現状の枠組みでやるのか、考えてみるべきだろう。 −−安保法制が整備され自衛隊の活動が広がれば、必要な情報は変わって
香港で公開された英数学者A・チューリングの手稿(2015年3月19日撮影)。(c)AFP/Philippe Lopez〔AFPBB News〕 マニラからの帰国フライトの中で書いています。空の上では最新の封切り映画ばかり観ていることもあって、たまには映画のことを書いてみたくなりました。南シナ海で起きている真実についてフィリピンの人々からたっぷりと聞かされた後で、少しばかり気分転換したくなったこともあります。 この3月13日に日本でも封切りになった「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のことです。英国BBCのテレビドラマ「シャーロック」で日本のお茶の間でも有名となった、泣く子も黙らせんばかりの勢いの、あのベネディクト・カンバーバッチが主役なのだから、みなさん必見です。 それもカンバーバッチの役回りが、ロンドン北部にあるブレッチリー・パークの政府暗号学校(当時の "Govern
豪、邦人スパイ養成を支援か=「日本版CIA」準備の一環? 【シドニー時事】21日付のオーストラリアン紙は、対外情報活動を担当する豪秘密情報部(ASIS)が、日本政府の依頼を受け、日本の当局者にスパイ養成訓練を施してきたと伝えた。 〔写真特集〕歴代ボンドガール〜スパイもたじたじ!?〜 日本では、中国との関係緊張や過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件などを受け、対外情報収集力の強化が課題になっている。米中央情報局(CIA)のような対外情報機関設置の是非が議論を呼んでおり、安倍晋三首相も2月、「政府としても研究していきたい」と述べた。 豪州にスパイ訓練を委託していたとすれば、「日本版CIA」実現に向けた情報収集や準備作業の一環とみられる。同紙によれば、2008年ごろ始まり、これまでに20人以上にスパイ活動のノウハウを提供したという。 ビショップ外相は同紙に「豪情報機関は多くの関係国
Mar11 日本の情報コミュニティーが抱える問題点 カテゴリ:NewsJapan 以前、本ブログで紹介したように、自民党のインテリジェンス・秘密保全等検討プロジェクトチーム(座長:岩屋毅元外務副大臣)は、アメリカ中央情報局(CIA)やイギリス秘密情報部(MI6)などをモデルとした情報機関の設置についても議題として取り上げつつ、政府の対外的な情報収集能力の強化に向けた議論を開始する方針である。今のところ、有識者からのヒアリングや現地視察の結果などを踏まえつつ、2015年秋をめどに提言をまとめる予定になっている。 果たしてCIAやMI6のような情報機関が本当に創設されることになるのか。インテリジェンスに関心を持つ人たちにとっては、議論の行方に注目せざるを得ないわけだが、今月5日、アメリカの民間インテリジェンス会社、ストラトフォー(Stratfor)が出した記事のなかで、日本の情報コミュニティー
特定秘密保護法が施行され、そろそろ良いかなと思うので、この問題についてこの際、いろいろこれまで考えてきたことを整理しておこうと思う。 特定秘密保護法によって、罰則強化問題は別にして、政府の持つ秘密に対して関心が向いたことは逆説的だがよかったと思っている。 個人的には情報公開法が成立した1999年当時から、次の課題と認識しつつも議論を表面的にできてこなかった、政府の秘密指定という仕組みについて、向き合わざるを得なくなった出来事だった。当時から、安全保障、治安維持分野に関しては、一定の範囲で秘密を認め、確実に公開に転換させる仕組みを入れなければ、情報公開は本質的には進まないと考えていたし、記録が残される土壌ができないだろうと考えていた。 それは、多くの人が単純に称賛するアメリカの情報自由法や情報公開のあり方を、冷静に構造的に見れば、それが一目瞭然だったからだ。過去の外交、安全保障などの情報の公
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