人がまばたきをするよりもはるかに速く株を売買するーーー。今、株式市場で「超高速取引(HFT)」が存在感を高めています。最近の株価乱高下の要因になっているとも指摘されますが、業者のほとんどは海外勢で取り引きの詳しい実態は不透明です。どういった投資手法がとられているのか。今回、日本に本拠をおく唯一の業者が取材に応じました。(経済部記者 櫻井亮) 訪ねたのは、東京駅に近いオフィスビル。国内に本拠をおく唯一の高速取引業者「ダルマ・キャピタル」です。 中に入って目にしたのは、いくつかのデスクと会議室が1つあるだけのシンプルなオフィス。社員もわずか8人で、大量の取り引きを瞬時に発注している様子はうかがえません。 「ここでは取り引きは行いません。取引所のシステムの近くに設置したコンピューターが自動で発注しています」 こう話すのは、塩谷明達代表(46)。もともと外資系投資銀行のトレーダーでしたが、「運に左
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