犯罪歴等のプライバシーにかかわる情報をサーチエンジンの検索結果から削除してもらえるかという、いわゆる「忘れられる権利」に関連した最高裁判決がありました(参考記事)。公共性を重視し、逮捕歴に関する記事の削除が認められませんでした。 要は、公益性とプライバシーを天秤にかけた、線引きの問題ということです。個人的には線引き問題として個別に対応すべきという考え方には賛成しますが、今回のケースは、児童への強制わいせつではなく「買春」であり、当人が既に家庭を持って普通に暮らしていることを考えると、削除に応じないのはちょっと酷ではないかという気がします。 さて、この機会に、前から気になっていた米国の性犯罪者データベースについてご紹介しましょう。もちろん、日本も同じようにすべきと言いたいのではなく、こういう国もあるのだという参考情報です。 米国では性犯罪者のデータベースを公的に管理し、ネット上で公開していま