ペルーで書籍販売の仕事をしていたスレマ・ディアスさん(46、写真右)は、誘拐され金を奪われるという悲惨な体験をした後、故国を離れて米国で安全な生活を手に入れようとした。ところがそこで待っていたのはさらなる困難だった。3月7日、カナダ・オンタリオ州ナイアガラフォールズのホテルで撮影(2023年 ロイター/Carlos Osorio) [シャンプレーン(米ニューヨーク州)/ワシントン 11日 ロイター] - ペルーで書籍販売の仕事をしていたスレマ・ディアスさん(46)は、誘拐されて体を痛めつけられ、金を奪われるという悲惨な体験をした後、故国を離れて米国で安全な生活を手に入れようとした。ところが米国でディアスさんを待っていたのは、住む家がない厳しさと、何とか見つけた非正規の病院清掃員の職場でのセクハラ被害だった。 ニューヨーク市が無料のバス切符を配布しているという情報を耳にしたディアスさんは早速