独フォルクスワーゲン(VW)の新型「ゴルフ」が「日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。同賞34年の歴史で、日本の自動車メーカーを押しのけて輸入車が受賞するのは初めてだ。受賞効果も手伝い、11月のゴルフの国内販売は2418台と過去最高を記録した。 ゴルフは、1974年の発売以来、世界で累計3000万台以上を販売してきた大衆車。欧州では小型車の品質や性能を評価する上で「ベンチマーク」とされてきたクルマである。日本カー・オブ・ザ・イヤーの受賞理由には、「“MQB”というモジュールによる新たな開発手法を採用」という点が真っ先に挙げられている。 「MQB」とは、クルマの各機能や部位を構成する部品の集まりを「モジュール」と定義し、そのモジュールをブロックのように組み合わせてクルマを作る手法のこと。世界最大の自動車メーカーになることを目指すVWが、目標を達成するための切り札としてグループを挙げて推進し
![「ゴルフ」が日本で売れる理由:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)