「まめかん」(700円)。伊豆大島産の天草を使用した寒天に、秘伝の「釜出しぬれ甘なつと」をたっぷりトッピングして食べる人気メニュー。奥はあんがベースの新感覚ラテ「あんとラテ」600円(画像クリックで拡大) 東京・丸の内にある新丸ビルの地下1階に、老舗和菓子店の花園万頭(東京都新宿区)が「和カフェあんと」を7月30日に新規出店。これまで門外不出だった「釜出しぬれ甘なつと」を初めてカフェメニューとして提供し、人気を集めている。 「釜出しぬれ甘なつと」は、同社看板商品「ぬれ甘なつと」の製造過程でできる半製品の小豆。炊きたての小豆の舌にとろける食感、豊かな風味が特徴だが、風味が失われやすく一般販売できなかった。そのため、製造に携わる職人の中でも極めて限られた人間しか味わえない、いわば“幻の味”スイーツだったという。 同社では以前から、この小豆を一般に提供したいと考えていた。しかし糖蜜がついた状態の