タグ

ブックマーク / blog.livedoor.jp/captainsummer (4)

  • ブックオフにて : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    昨日。 そこで、なんだかとても嫌なものを見た。 それは、まだ若い男女二人組で。 カップルというよりは、服装のくたびれ具合からしておそらく夫婦と思われた。 で、その二人、かごを片手に熱心に100円コーナーをめぐっていたのだが、どうも雰囲気がおかしい。 二人の表情には和やかさのかけらもなく、真剣そのもので棚に向き合っている。 まあ、棚に真剣に向き合うこと自体は別にここで糾弾することでもないのだけど、変なのはずっと携帯をいじりっぱなしだということで。 一冊、棚から抜き取るたびに携帯の画面とにらみ合いをしている。 まあ、ここまで書けばわかると思うが。 要するにこの二人、転売目的でブックオフの激安コーナーをあさっていたというわけ。 「夫婦でするか。ふつう。」と、その姿に、なんだかひどくいらっとしながら、いつもの自分のコースをめぐる。 と、今度は新書の100円コーナーで別の若い男が、これまた携帯

    ブックオフにて : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
    sasamanga
    sasamanga 2011/01/23
    うーん…。
  • ピコピコ少年 : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    これはいい80年代。 プレステ3が出たとき、ぼくらはもうすでに分別に振り回されていた。 分別という恐ろしき魔物は、僕らに常識をくれるかわりに僕らからときめきを奪う。 そういう意味で、分別のついていなかったころのゲームマシンは無限のときめきボックスであり、魔法の箱だった。 具体的に言えば、ファミコンからスーファミへの新化。ゲーム中毒者だったぼくらにとってあのときほど、技術の進歩の恩恵ってやつを感じた瞬間はなかった。 あるいは、ゲームボーイの発売。ゲーム依存症だったぼくらにとって、あのときほど技術の進歩による生活の変化を体験したことはなかったわけだ。 書は、そんなぼくらのすてきな80年代をときめき大盛り、ダメ人間成分特盛りで描ききった快作。 なんというか描かれるエピソードのひとつひとつに身に覚えがありすぎて、死にそうになった。 対戦ゲーム気でけんかするとか。 あえて外につくった秘密基地で

    ピコピコ少年 : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
  • 月光条例 : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    表紙の、「世界名作劇場」みたいな感じがなにげに素敵。 中身もやっぱり素敵。 あれ「パラレル西遊記」? なんて思った私は、ドラオタですか? そういえば、あの映画、大長編ドラの中だと、「魔界大冒険」と同じくらい怖かったよな。特に、家の人とか、学校の先生が妖怪になっていく前半が・・・ なんといいますか、よく知っているはずの物語が、見方次第で、狂っていく恐怖って結構特別なものがありますなあ。 まあ、それはともかく。 マッドなおとぎ話世界の住人達の、こわーい感じはさすがは藤田大先生。 特にこの第一巻では、三匹の子豚を喰うおおかみの描写がなんともかんとも。 だって喰う音が「ポキ コリ チャムチャム」だぜ? グルメマンガかっていうくらいの凝った擬音。 骨を噛み砕いて、口の中で糸ひいて・・・・なんてリアルに想像させられる音。 これ、読む年齢によったらトラウマになりかねんよ。 そして、そんな「こわーい」が、

    月光条例 : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
  • モリのアサガオ : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)

    刑務官と死刑囚が友情を結んでしまう物語・・・を通して死刑制度の是非について考えさせるマンガ。 っていう内容とこの絵柄で、随分読者を限定する気はする。 なんというか、「どうでもいい人」は読まないよなあ。 でも、存外におもしろかった。 「どうせ死刑廃止論だろうに」と思いながら読むといい意味で裏切られる。 ・・・って、作者の結論が、死刑廃止ではなかったという意味ではないよ。 死刑囚にまつわる幾つものエピソードは、だいたいどれも上・下の二編ほどでまとめられており、上質な短編集として読める。 また、それら個々のエピソードで広がっていく人間関係が横軸なら、縦軸としては、冒頭にもあげた、いずれは刑を執行する立場になる刑務官と、死刑囚「渡瀬」との間で友情が育まれていく様子が描かれている。 こちらは、1〜7巻を通して、連続して描かれる。 「渡瀬が最後は刑に処される」というラストがわかっているだけに物語は否応

    モリのアサガオ : 淡々 (マンガソムリエ廃業編)
  • 1