いつか書こうと思っていた話ですが,年も明けて今となっては去年の話なので,そろそろ書いてもいいかな. 私は,転職する気がある・ないに関わらず,自分の市場価値を確認する為に,1年に1度は就職面接を受けるようにしています.自分の会社でしか通用しない人間になっていないか,外ではどんな技術が必要とされているのか,他社では今と同じぐらい,あるいはそれ以上稼げるのか…そういったことを常に認識しておく為です. 2009年のその日も,ある人の勧めで,ある会社を受けました. 英語の試験,プログラミングの試験,4人の技術者の面接などをクリアして,最終試験は社長面接でした.比較的小さなその会社は,社長自ら最終選考を行っていたのです. その社長は,業界ではちょっとした有名人で,多くの尊敬を集める,いわゆる「ビジョナリー」と言われる方でした.実際に会ってみて,それは噂以上だと断言できます. ものの15分ほど話して,彼