パルスレーザーによる遺伝子導入技術を開発 総合研究:生体膜機能の解析・利用技術の開発に関する研究 【昭和57年度~59年度(第1.期)、60年度~61年度(第2.期)】 研究推進委員長:山川民夫・東京都臨床医学総合研究所所長(当時) 生体膜機能の解析・利用技術の開発に関する研究は、山川民夫・東京都臨床医学総合研究所所長(当時)を研究推進委員長に、生体膜の機能を解析し、特定の機能を持つ膜を人工的に構成する技術、生体膜の構造または生体膜に作用する物質の構造等を変換することにより、生体膜の機能を改良・制御する技術、生体膜の特異的な物質識別機能、選択的透過機能等を利用する技術の開発を目標に研究を進めた課題。 この研究課題の大きな成果は、パルスレーザーによる遺伝子導入技術の開発に成功したことだ。当時の技術では細胞内への遺伝子導入は、リン酸カルシウムなどの化学的手段、一つ一つの細胞に針を刺す微注入法・