黒い時計の旅 鼻血が出るぐらいおもしろい。暴力とポルノと強烈な語り。語りが暴力であり、暴力が語りでもあり、その語りは暴力は、歴史ですらある。その古川日出夫的な、あまりにも古川的な何事か。 今、「聖家族」を読み進めているんですが、同時期に同じ系統の作品を読んでいることがなにか、こう、腹の底でゴロゴロとうごめくようで実に気持ち悪い。居心地の悪さを覚える。その悪寒のような感覚が、また心地よくもあって、読書の不気味な経験、読み合わせの喜びすら覚えるのが実におもしろい。 満月の夜、モビイ・ディックが セカチューの人だということで、あえて代表作を外して読む。せかちゅーはまだ読んでない、んだったかな? ミーハーなので、なんとなく読んだような気もするし、でも覚えてないのなら読んでないんだと思います。(読んだ本はだいたい覚えている) んで、読んだんですが、びっくりするぐらい読みやすかったです。 この読みやす