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冨山和彦(とやま・かずひこ)●経営共創基盤CEO。東大法学部卒、ボストンコンサルティンググループ入社後、コーポレイトディレクション設立に参画(後に社長)。産業再生機構ではCOOとして活躍した。オムロン社外取締役、ぴあ社外取締役、中日本高速道路社外監査役、みちのりホールディングス取締役のほか、経済同友会副代表幹事なども務める ――「産業の新陳代謝とベンチャーの加速」が、安倍政権の政策の目玉の1つにかかげられました。成果指標は「新規企業の開業率を現在の5%から10%台に倍増する」というもの。これは実現できるでしょうか。 よく開業率の議論だけをしますが、開業率が高くなるということは、廃業率の上昇とセットの話。どの国でも、どちらかだけが高いわけではない。開業率が低くて廃業率ばかり高かったら、それは滅びていくということ。普通に成長している国では、開業率も廃業率も日本より高い。要するに、日本は老化して
起業して4年。年商4億、従業員10名まで到達した。しかし、ここにきて問題が発生している。というのも、創業メンバーである役員(自分含む)と中途入社メンバー間の意識の違いがヤバイ。わが社はマンションの一室で4人で創業した。当然のことながら、創業メンバーは一日20時間働いて創業期を乗り切った連中ばかりだ。創業メンバーの4人はほぼ横並びのフラットな関係だし、幸いに人間関係も良好で一人も欠けることなくここまで会社を育て上げることが出来た。言うまでもなく、自分を含めた全員がワーカホリックである。しかし、中途採用で新人を取り出してから我が社は完璧なブラック企業と化している。というのも、創業メンバーの残り三人が「創業時の自分と同じ働き方」を社員に強く求める傾向がどうしても止められないのだ。代取である自分としては、利益の最大化をムリに目指すより永続する業務のシステム化を優先し能力の属人性を限りなく少なくし、
古本屋を開業した知人 先日、古本屋を開業した知人(以下:Oさん)に会いました。 Oさんは脱サラして古本屋になった人なのですが、実はもう既に廃業してしまったと聞かされました。 準備期間などを考慮すると、だいたい1年ぐらいで廃業してしまったそうです。 開業からやめるまでのお話を聞かせてもらったのですが、これが非常に面白かったです。 廃業してしまった話を「面白い」というのも失礼ですが、実は私も古本が大好きなので、古本屋・古書店を開業しようかと考えていた時期があります。 古本屋はあまり儲からないということは元々知っていました。 古本屋のオヤジでリッチなやつを見たことがあるか と聞かれると、正直、無いです。 それでも、大好きな古本屋という空間をプロデュースできて、しかも起きている時間のほとんどをそこで過ごせるとしたら、あまり儲からなくてもやりたいという気持ちがありました。 そこで、色々な古本屋開業に
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