タグ

ブックマーク / horikawad.hatenadiary.com (3)

  • STAP細胞事件から学ぶこと - クマムシ博士のむしブロ

    ついに小保方さんがNatureに掲載された二報のSTAP細胞論文を撤回することで同意したらしい。 STAP主論文撤回へ 小保方氏同意、研究白紙に: 日経済新聞 これでSTAP細胞の存在は白紙に戻ったわけだが、小保方さんが参加予定のSTAP細胞の再現実験の検証作業の方はどうなるのだろうか。 ところで今回の事件からは多くのことが浮き彫りとなった。一部の大学院ではきわめてずさんな博士論文審査が行われていること、一流の研究機関や研究者でも簡単に捏造疑惑の渦中に入りうること、これらの機関や研究者は問題が露呈したときのリスクマネージがうまくできず保身に走りうること、研究者と一般人との感覚が乖離していること、などなど、挙げればきりがない。 ただし、その一方で、事件はポジティブな指針も与えてくれた。それは、研究者のキャリアパスの歩み方についての指針である。 今回、たとえ日最高峰の研究機関であっても、

    STAP細胞事件から学ぶこと - クマムシ博士のむしブロ
  • 再現性の無い研究論文を減らすにはどうすべきか - クマムシ博士のむしブロ

    自然科学、とりわけ医学生物学系の多くの論文で再現性の無いことが問題になっている。製薬会社が行った追試では、実験結果が再現できなかった論文は70〜90%にまでのぼっているらしい。 NIH mulls rules for validating key results: NATURE | NEWS この問題を解消するため、アメリカ国立衛生研究所(NIH)は、それぞれの研究結果について、独立機関によるデータ検証を義務づけることを検討しているようだ。だが、このやり方では追試による莫大なコストが発生すること、そして研究発表サイクルが長くなってしまう問題点もある。よって、この施策がすぐに採用されるとは考えにくい。 再現性の無い論文が多く生産される背景には、同じ分野における研究グループどうしの激しい競争がある。新規発見のプライオリティが認められるためには、最初に論文で発表するか、特許を申請しなくてはならな

    再現性の無い研究論文を減らすにはどうすべきか - クマムシ博士のむしブロ
  • やっぱり日本のアカデミアの将来は明るいかも - むしブロ

    メルマガにもTwitterにも書いたのだけれど、ここでも少し書いておきます。 このブログでさんざんネタにさせてもらったバッタ博士が、京都大学の助教に就任されました。 少年の頃からの夢、叶いました。: 砂漠のリアルムシキング おめでとうございます。ネット上でも多くの人から祝福されていて、バッタ博士が皆から愛されていることがよく伝わってきます。ネット上のリアルなストーリーに皆さん共感している感じがいいですね。この助教のポジションでは引き続き5年間までモーリタニアで研究が可能だそうで、またアフリカでの勇姿を届けてくれることでしょう。 今回の京都大学の公募プログラムは白眉プロジェクトとよばれるもので、様々な専門分野から人材を選んだようです。就職活動を放棄していた私は知らなかったのですが、ポスドクらの間ではかなりステータスの高い憧れのポジションらしい。選考会議も「伯楽会議」と称しているだけのことはあ

  • 1