2012年9月20日に発表した「グループチャットサービスの登録率及び利用実態調査」で、利用率が最も多かった、チャットアプリ「LINE」であった。 急成長するチャットアプリ「LINE」の大ヒットの秘密をNHN Japan株式会社でLINEの企画開発を担当の稲垣氏と、マーケティング担当の矢嶋氏に話を伺った。 (聞き手:MMD研究所 妹尾) ■企画チームで国内外の100個以上のアプリを試し、マーケティングを徹底的に行った アプリの企画はどのように行われたのでしょうか? 稲垣氏:企画当初どういったソーシャルサービスを展開していくかを話し合った時に、メッセージアプリと写真アプリの2つが最終的に上がりましたが、2011年3月に東日本大震災が起こった事をきっかけに、社会全体の空気に変化が生じ、インターネット上のコミュニケーションのあり方が、それまでの「新たな出会い」をメインとしたものから、「人と人との結