豆大福の名店と言えば、西は京都「出町ふたば」、東は護国寺「群林堂」があまりに有名だが、その他にも「おっ」と言いたくなる豆大福が探せば結構ある。 東京の古本街・神田神保町の和菓子処「文銭堂(ぶんせんどう)」の豆大福もその一つだと思う。 有名どころと違うのは小粒なこと。だが、山椒は小粒でも・・・の格言どおり、これがスグレモノで、1個230円(税込み)と安くはないが、その豆へのこだわりと洗練度は名店に負けていないと思う。 写真を投稿 写真を投稿 今月のファイル利用量 0% 昭和24年(1949年)創業。すずらん通りに店を構え、「銭形平次最中」を目玉にしているが、上生菓子のレベルも高い。 餅粉がたっぷりかかった豆大福を備前の皿に載せる。黒々と目立つ赤えんどう豆のこだわりが見て取れる。京都の和菓子通友人が「東京の豆大福はダメ。赤えんどう豆が柔らかすぎる」と一刀両断していたが、その言葉はこの豆大福には