鳴り物での応援禁止措置の取り消しを求め、提訴のため名古屋地裁に向かう中日ドラゴンズの私設応援団=19日午前、名古屋市中区 球場での鳴り物での応援を禁止されたプロ野球の中日ドラゴンズの私設応援団に所属するファン約100人は19日、「違法な禁止措置によって野球ファンとしての喜びを享受できなくなった」として、12球団と日本野球機構などに禁止措置の取り消しや計約1400万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。 訴状などによると、私設応援団の「名古屋白龍会」と「全国竜心会連合」に加盟する7団体は今シーズンのトランペットなどでの組織的応援の許可を各球団や日本野球機構などに申請。だが12球団などで組織するプロ野球暴力団等排除対策協議会は今年3月にいずれも不許可とした。 原告側は「(仮に暴力団関係者がいるとしても)暴力団を排除するには該当者や、関連が説明づけられる者のみ排除すればいいはずだ」などと主張