「とんでもないことになりましたわ。野球どころではありませんよ」 こう話すのは、阪神タイガースの中堅選手。阪神は、3月27日、藤浪晋太郎投手(25)、長坂拳弥選手(25)、伊藤隼太選手(30)の3選手に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを公表した。 最初に新型コロナウイルスの可能性を訴えていたのが長坂選手だ。 3月18日に発熱があり練習を休んで、受診。肺炎の症状はなく、しばらく静養した後、24日から練習に参加。だが、食事の際、味や匂いが感じられないと申告があった。藤浪投手は3月21日から、伊藤選手は22日から味や匂いを感じられないとの訴えがあった。 藤浪投手は発熱などはなく、複数の医療機関にかかったところ、PCR検査が必要だと診断された。受けた結果、26日に新型コロナウイルスの感染が判明した。伊藤、長坂選手も陽性反応がみられ、3人とも病院に 入院となった。 3人は3月14日に一緒に食事を